IR法(カジノ法案)の行方
今朝がた、驚くようなニュースが飛び込んてきました。
進んでいるのかどうかすらよくわからないでいたIR法(カジノ法案)に関するニュースです。
■今朝、政府からの発表があった
政府は「カジノを含むIR(統合型リゾート)の誘致に向けた基本方針の公表を来年に先送りする」方針を発表しました。
これはカジノ産業にとっては一大事です。
順を追って説明します。カジノ実現に向けた流れは以下のようになります。
政府が基本方針を発表。同時に政府はカジノ管理委員会を設置。
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カジノを誘致する自治体が基本方針をもとに実施方針や整備計画を作成。
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各自治体の計画を比較検討し、カジノを設置する自治体を決定
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了承された自治体がカジノの建設を開始。
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カジノオープン。
つまり、基本方針が発表されない以上、各自治体も動きようがないというわけです。
事実上、一旦停止と言ってもいいと思います。
■なぜ、こんな事態になってしまったのか?
原因についてはいろいろ言われており、中でも大きいとされているのがカジノ反対派の動きが思ったよりもでかいというもの。
あるサイトの調査によると「カジノができたら遊びに行く」と答えた人は50パーセントにも届かなかったようで、そこら辺が影響して先送りになった可能性は高いです。
が、実際のところは違うと予想しています。
国内がごたごたしていてそれどころじゃないというのが政治家の本音ではないでしょうか。
というのも、米中貿易戦争の影響で国内の経済は低下、来年に迫った東京オリンピックの準備がかなり遅れている、消費税の値上げを延期するかどうかが決まらない。などの諸問題が大量にあるからです。
しかも、秋には参議院選挙が行われます。くわえて、衆議院を解散して同日選挙にしようという意見まで飛び出してきています。
選挙がはじまったら、政治家はもうそれにかかりっきりです。
とてもカジノ法案を検討している余裕はありません。
そもそも東京オリンピックに合わせてカジノを作ろう、という話だったものがすでに間に合わなくなっている現状、「急がなくてもいいんじゃない?」と政治家たちが考えても不思議ではありません。
■そんな中で得をする都市がある
仮に今、基本方針を発表したとすると、カジノがオープンするのは2023年か2024年になると言われています。
ですか、遅れることが決定したため、実際にカジノができるのは2025年以降となることが決まりました。
これにもろ手をあげて喜んでいる都市もあります。
そうです。2025年に万博を控えた大坂です。
万博に合わせてカジノがオープンできれば、こんなに都合のいいことはありません。
候補地の中でも、一気に有利になります。
当面のところ、日本にカジノができるのは三か所のみ。
そのうちのひとつに大阪が王手をかけたと言えそうです。
2025年まで待ってられないよ、という方はこちらを。
今日のおすすめオンラインカジノです。
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