ハウスエッジとはなんぞや?
前回、ペイアウト率について説明しましたが、今回は似たような「ハウスエッジ」を紹介します。
これを知ると、いかにオンラインカジノが勝ちやすいかがわかると思います。
じっくり読んでくださいね。
■「ハウスエッジ」のいろいろな呼び方
カジノの世界では「ハウスエッジ」という呼び方が一般的ですが、ほかのギャンブルに関してはさまざまな呼び方をされています。
ギャンブル全般を指す時は「控除率」と呼びますし、パチスロでは「機械割」と言われることが多いです。「出玉率」と言われることもあります。ペイアウト率も同じものだと思ってかまいません。
これらはすべて同じで、要は胴元がいくら設けられるかの割合のことです。
逆の言い方をすれば、客がどれだけ負けるかの割合です。
もちろん、毎ゲームこの確率になるということではありません。
統計をとったら、全体的にはこうなるよって割合です。
とはいえ、ハウスエッジが高いギャンブルは負ける可能性が濃厚です。
なので、賭け手としては、いかにハウスエッジの低いギャンブルを選ぶかが重要になります。
■ハウスエッジを比較してみよう
では、実際のハウスエッジはどれくらいなのか。
それぞれのギャンブルごとに見てみることにしましょう。
【宝くじ(toto含む)】
50~50パーセント
【競馬】
20~30パーセント
【オートレース】
30パーセント
【競輪・競艇等】
25パーセント
【パチンコ・パチスロ】
7~15パーセント
【カジノ】
1~5パーセント
圧倒的にカジノが有利じゃねぇか!
と思ったあなた、大正解。
じつはカジノはギャンブルの中ではとても勝ちやすいジャンルなのです。
■さらにパチスロと比較してみる
日本で一番遊ばれていると言われるのがパチンコ、パチスロです。
ただ、パチンコの場合、釘の調整や台の寝かせなどにより、ハウスエッジ(出玉率)が変わってきますので、正確な数字が出せません。
そこで、設定がはっきりしているパチスロとカジノのゲームを比べてみようと思います。
まずはカジノのペイアウト率です。
(※データはジパングカジノの最新版を参照しています)
一方でパチスロのほうはどうでしょう。
6号機の第一弾として登場し、人気を博している大都技研の「HEY! 鏡」のハウスエッジ(機械割)を見てみましょう。
設定1 97.9パーセント
設定2 99.5パーセント
設定3 101.1パーセント
設定4 104.2パーセント
設定5 107.3パーセント
設定6 112.0パーセント
ほとんどのお店が設定1中心の営業だと思われますので、設定1を中心に比べてみます。
現在はペイアウト率の表記なので、これをハウスエッジに直すと…
スロット 5.11パーセント
テーブルゲーム 2.83パーセント
カードゲーム 3.76パーセント
ビデオポーカー 3.9パーセント
ポーカー 0.97パーセント
トータル 4.09パーセント
パチスロ 2.1パーセント
おや?
パチスロのほうが断然有利なように見えますね。
しかし、ここが大きな罠なのです。
というのも、カジノとパチスロとでは、勝ち負けの平均の差が違うからです。
カジノの世界ではVIPと呼ばれる人たちが、それこそ億単位の勝ち負けを競っています。
一般のプレイヤーの勝ち負けはその誤差みたいなものです。
一方でパチスロではどんなに勝っても一日20~30万円が限界でしょう。
つまり、誤差はあまり生まれません。
悪い言い方をすれば、みんな一緒に負けているわけです。
■オンラインカジノはさらにお得
ここまで見てきたのはランド(実際の)カジノでもあり得る比較です。
オンラインカジノにはここに「ボーナス」という概念が入ってきます。
つまり、最初からカジノ側が元手を用意してくれるわけです。
もちろん、ただで配ってたらカジノとしては成り立ちません。
なので、ボーナスにはさまざまな工夫がされています。
典型的なのは「賭け条件付き」というものです。
わかりやすいように会話に例えてみましょう。
カジノ「おっ、来てくれたんだ。じゃあ1万円上げるよ」
お客「ラッキー!」
カジノ「おっと待った。でも、その1万円はカジノでしか使えないからね」
お客「えっ? 下せないの?」
カジノ「もし20万円まで増やせたら、下していいよ」
こんな感じです。
ボーナスについてはほかでも詳しく書いていますのでご参照ください。
いずれにしろ、ハウスエッジの面から見てオンラインカジノが有利なのは変わりません。
ここまで読んでくださった方ならわかると思いますが、つまりオンラインカジノは勝ちやすいってことです。
さあ、みなさんも挑戦してみてはいかがですか?
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