日本のオンラインカジノはどうなる?
新型コロナの影響で、なかば止まってしまっているカジノ法案。
しかし、状況が落ち着けば、動き出すことは間違いありません。
ランドカジノ実現に進むのか、それとも別の歩行に舵を切るのか。
詳細はいまだ藪の中ですが、どちらにしてもオンラインカジノにも影響してくると思われます。
そこで今回は、カジノ法案が成立したらオンラインカジノはどうなるかを考えてみたいと思います。
■パターン1 ランドカジノ優先型
まず考えられるのは、カジノ法案が成立し、ランドカジノが実際に建設されるケースです。
この場合、オンラインカジノは規制される可能性が濃厚です。
もっとも、現実にはカジノ法案にはオンラインカジノに関する内容は記されていません。
しかし、ランドカジノに誘導したいと願う運営者にとって、オンラインカジノは明らかに邪魔になります。
日本政府としても、オンラインカジノ排除へと動くことでしょう。
というのが、コロナ騒動前の予測だったのですが、状況はかなり変わってきてしまいました。
現状、海外のランドカジノ運営会社はこぞってオンラインカジノ運営に乗り出しています。
この流れに反して、日本が独自にオンラインカジノ排除に動き出すとはあまり考えられません。
かといって、積極的にオンラインカジノを勧めるとも思えません。
おそらく現状のまま、無視して放置するのではないでしょうか。
■パターン2 ランドカジノが実現しない
カジノ法案成立後、正式に「ランドカジノを建設しない」という結論が出る可能性も出てきました。
こうなると、カジノ法案とは何だったんだ? ということになりかねません。
法案を通した人たちは必死に言い訳を考えはじめるはずです。
この場合、もしかしたらあり得るのが「オンラインカジノ推進」に動く道です。
無理に通したカジノ法案を、ランドカジノにではなく、オンラインカジノに適用させていくわけです。
これはかなりの離れ業ですが、絶対にあり得ないとは言い切れません。
こうなると、オンラインカジノは一気に市民権を得ていくことでしょう。
ただし、現在運営されているカジノがそのまま認められるかどうかは微妙です。
おそらく一から認可をしていくことになるでしょうから、多くのカジノが消えたり、改名したりするものと思われます。
■で、現実はどうなるのか?
新しいギャンブルを認める、ということに関して、日本はとても消極的です。
宝くじなどで一部、新規のものを導入したことはありましたが、それ以外はほとんど認めていません。
この流れが一気に変わるとは思えませんので、オンラインカジノも正式に認可されることはほぼないでしょう。
しかし、一方で海外の流行に対しては弱い面も多々見られます。
ギャンブルではありませんが、FXや仮想通貨などがわりとあっさりと導入されたのはいい例です。
この点も踏まえて考えるなら、見えてくるのはひとつの可能性です。
パチンコ方式。
つまり、ギャンブルとしては認めないけれど、事実上はギャンブルとして成り立ってる状況です。
パチンコの三点方式に替わるような代替策さえできてしまえば、オンラインカジノは陽の目を見るでしょう。
どちらにしても、カジノ法案はオンラインカジノには関係ない、というこれまでの考えは変わりつつあります。
コロナ騒動により、カジノ法案はオンラインカジノにとって重要な意味を持つ法律になったと言っていいでしょう。
さて、この騒動が収まった後、どうなっていくのか。
今後の行く末をしっかりと見守っていきましょう。
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