ポーカーのテーブルを囲んでいる対戦相手が実は人間ではないと感じたことがありますか?
米Wired誌9月号にオンラインポーカーについての面白い記事がありました。
On the Internet, Nobody Knows You’re a Bot
PartyPokerやParadise Pokerなど人気のオンラインポーカーサイトで使えるBotと呼ばれる自動プレイプログラムに関する記事です。
この記事では、自動プログラム(Bot)の中で最も高度で人気があるといわれるWinHoldEmというソフトの開発者のインタビューが出ています。
面白いのは、このWinHoldEmの開発者がちょっと前までRTG (リアルタイムゲーミング)の開発部門に勤めていたということです。
それと、各オンラインポーカー運営者はこうしたBotを敵視していて、最大手パーティーポーカーなどは、こうしたBotを検出するための専門スタッフを100人も揃えているというのも、すごいなあと思って読みました。
ちなみに、このWinHoldEm、仲間と組んでプログラムにやり取りをさせるという高度な機能がついたフルバージョンでも200ドルです。どういうゲーム戦術をとらせるかは、自分でプレイのルールをインプットしないといけないということですが、そうしたファイルは購入者用のフォーラムで配布されているらしいので、200ドル程度はすぐに元がとれそうです。
といいつつ、販売サイトを見てみると、パーティーポーカーやパラダイスポーカーで使うときは検出されないように複雑な対策をとる必要があるようで、一筋縄ではいかなそうです。
Botを使っていることがバレるとアカウントは凍結だそうです。規約にも違反していますから、相当な覚悟と技術がある人以外は近寄らないほうがいいかもしれません。
本来オンラインポーカー運営側は、プレイヤーが人間であろうと自動プログラムであろうとレーキをとれれば儲かるので気にしなくても良さそうなものです。
が、相手がみんなロボットだということになれば、やはりプレイヤーが離れるのでしょうね。