いまさらですが、昨年11月に不払いのまま営業を「一時停止」して(参考記事)、そのまま消えてしまったココカジノについて、新しい情報を入手しました。
ココカジノ(Cococasino.com)に運営ライセンスを発行していたFirst Cagayan Leisure and Resort Inc.のウェブサイトのPRESS ROOMのコーナーに、問題が明らかになりつつあった時点ですでに同カジノのライセンスは失効していたということが書かれています。
この発表文書によると、2005年9月にココカジノのランセンスは更新時期を迎えたらしいのですが、その時点でもろもろの問題を考慮してFirst Cagayanはココカジノのライセンスを更新しないことを決定していたというのです。
つまり、11月後半に営業を停止する2ヶ月も前からライセンス無し営業だったということになります。
ココカジノのウェブサイトには最後までFirst Cagayanのロゴもおいてあり、プレイヤーがライセンス失効を知るのは不可能でした。First Cagayanによるこの発表も、2005年12月になってからです。
問題が多くてライセンスを取り消したのであれば、当然すぐに発表すべきで、それをせずに後から発表して自分は悪くないという姿勢を見せるのはフェアではありません。
こういうのを見ていると、オンラインカジノを選択するときには誰がライセンスを発行しているのか慎重に確認する必要を痛感します。
Bodogのように一流オンラインカジノでありながら悪名高いコスタリカでライセンスをとっているところもあるので、「この国のライセンスだから絶対ダメ」というようにはならないのが難しいところですが、イギリスやマン島やマルタのライセンス制度の整備・充実にともなって、質の低いライセンスを出すところは淘汰されていくのではないかと期待します。