サッカー好きによる試合予想、第146回。
ヨーロッパ各国リーグ、佳境に入ってきました。
試合数は残すところあとおよそ1/3。ここからは勝ち点ひとつが明暗を分けます。
イングランドでは岡崎選手所属のレスター・シティが相変わらず絶好調。
ドイツとスペインではバイエルンとバルセロナがすでに独走状態。
とくにバイエルンの強さはもはや雲の上です。
そして前回予想したイタリアでは、ついにユヴェントスが首位を奪い取りました。
残りはわずかとはいえ、どのリーグでも大逆転は可能。
とくに接戦のイングランドと頂上で2チームが争うイタリアはおもしろくなりそうです!
それでは今年も前回の結果から。
2/14 イタリア セリエA「ユヴェントス vs ナポリ」
予想は「ユヴェントス 2-0 ナポリ」!
結果は「ユヴェントス 1-0 ナポリ」!
総得点が1位、総失点が2位のナポリ。その逆の総得失点のユヴェントス。
名実ともにトップである両者の戦いは、やはり緊迫したものになりました。
前半はやはりホームのユヴェントスがなんとなくペースをつかもうと攻撃を仕掛けますが、決定機は訪れず。
一方ナポリももう一歩を詰め切ることができません。
まるで侍の一騎打ち。お互いにここが後半戦の王一番。
リスクを冒しすぎることはできませんし、それなしで勝つことができないことも織り込み済み。
じれったさすら感じる緊迫のゲームは、決定機らしい決定機を迎えないまま後半に突入します。
後半もこう着状態。本当に実力が拮抗しているんでしょうね。派手さにはやや欠けましたが、手に汗握るゲームでした。
途中、ユヴェントスがけがをした選手を下げ、同時にリズムを変化させようと試みますが、効果はなし。
だんだんと引き分けムードが漂います。
たしかに、勝ち点にしろ総得失点にしろ、他チームに比べこの2チームは抜き出ています。
試合はまだ10以上も残っていますし、無理をする必要もありません。
しかし、試合は引き分けに終わるだろうと誰もが予想した88分、糸が切れます。
エブラからのパスを受けたザザがミドルシュートを放つと、DFに当ってコースが変化。
あっけない幕切れがやってきました。
ナポリはすぐさま反撃を返ししますが、残り時間はもうわずか。
長い緊張のなかわずかにうまれた隙を見逃さず、ズバッと斬り伏せたユヴェントスがこのまま勝利を得ることとなりました。
今回もイタリアより。このところ好調の本田選率いるミランです。
2/23 イタリア セリエA「ナポリ vs ACミラン」
私の予想は「ナポリ 2-1 ACミラン」です!
ウイリアムヒル現在のオッズは
ナポリ勝利 1.61倍
ドロー 3.80倍
ACミラン勝利 4.80倍
苦しいシーズンを過ごしているミラン。
しかし、コンスタントに本田選手がフル出場するようになってからですかね、勝ち星を重ねられるようになりました。
とくに1月末のインテルとのダービーでは見事な試合運びで3点を奪い、勝利。復調をみせています。
本田選手が調子を上げるとともにチームも上昇し、今ではミランに次ぐ6位。
3位フィオレンティーナからミランまでの勝ち点差は6ですから、このまま勝利を積み上げていけばCL出場圏内に食い込むことも夢ではありません。
すべては本田選手の左足にかかっているといっても、過言ではないでしょう。
しかし、復調気味とはいえ、先ほども触れたとおり相手は一つ抜け出しているナポリ。
さらにはアウェーです。ミランの苦戦は必至でしょう。
前半戦の同カードでは、ナポリが4点を奪って勝利を収めています。
ミランがまだ不調だった時期とはいえ、この試合以外に4失点はありません。
それどころか3失点をする試合もありませんから、ミランはなかなかの守備力を持っています。
これを破るナポリの攻撃力がすさまじいんですね。
さて、勝利はおそらくナポリとなるでしょうが、ひとつ不安点があります。
上述のユヴェントス戦での敗北によるモチベーションの低下です。
アディショナルタイムを含め、あと5分で引き分けに持ち込めるというところから、あっという間に負けに流れました。
ただでさえ疲れる同等の相手との緊迫した試合で、あとわずかというところで目の前から奪われた1位の座。
プロはいえ落ち込むでしょう。
また、ナポリはミラン戦までにビジャレアルとのゲームを控えています(2/18 EL決勝トーナメント1回戦)。
ナポリにとっては敵地でのこれまた大事な一戦。万が一この試合で大きく負けることがあったら、ミランの勝利もあり得ます。
現状ではですね、ナポリが勝利すると考えます。
しかし、ビジャレアル戦次第では、ミランに賭けることを考慮してもいいのかもしれません。
それでは、本日はこのあたりで。
外れても怒らないでね!
(オッズは2016年2月18日13時現在のものです)