サッカー好きによる試合予想、第156回。
アメリカ大陸に続き、ヨーロッパ王者も決定しました。
優勝はポルトガル。
地元フランスを延長戦で粉砕する見事なゲームでした。
強豪国とあって前評判はやはり高かったのですが、調子は「いい」とは言えませんでした。
グループリーグは3引き分け、90分で勝った試合は準決勝のウェールズ戦のみ。
さらに、決勝戦では前半25分にエースのクリスチアーノ・ロナウドが負傷退場。
また、敗れたフランスは、ポルトガルを大得意としています。
不安材料がこれでもかというほどに揃ったなかでの見事な勝利でした。
どちらかというと、これまでは追う立場だったポルトガル。
初優勝で次回からは追われる立場となります。
今後、このチームがどう進化していくのか。
これでまたひとつ、楽しみな要素が増えてくれました。
さて、それでは前回の結果を見ていきます。
7/1 EURO2016準々決勝「ポーランド vs ポルトガル」
予想は「ポーランド 0-1 ポルトガル」!
結果は「ポーランド 1(3-5)1 ポルトガル」!
試合は意外な展開からはじまりました。
ここまでは、どちらもエースが本調子ではなく、がんばってはいるものの、という状態でした。
しかし、開始直後にポーランドのエースが動きます。
開始たった2分、ポーランドは素早くサイドチェンジを行うと、これをグロシツキが折り返し。
このややマイナス方向へのグラウンダーのボールに、レヴェンドフスキが冷静にあわせて先制します。
エースのレヴェンドフスキはこの大事な試合で今大会初ゴール。
最高の出だしとなったポーランド、勢いにのります。
しかしカウンターからちょくちょくチャンスを作るものの、最後の一線が超えられません。
ここで追加点を奪えていれば、結果は違ったかもしれませんね。
さて、精彩を欠きつつも耐えるポルトガル。
チームを救ったのは18歳の新星でした。
33分、ナニが落としたボールにレナト・サンチェスが左足一閃。
前半のうちに同点に追いつきます。
さて、ここからは一転こう着に。
お互いに攻めきれず、あるいはDFの好守にはばまれ、後半と延長戦が過ぎます。
途中、今大会何度目でしょうか、ピッチに乱入者が現れますが、選手たちは冷静でした。
このとき集中を切らせいていたら、得点があったかもしれませんね。
それくらいに一進一退。好ゲームでした。
結局、試合はPK戦に転び、ポーランドの4人目ブワシュチコフスキが失敗。
キーバーのPKストップにより、決着が付きました。
さて、続いては本題。
7/23 インターナショナルチャンピオンズカップ「メルボルン・ビクトリーズ vs ユヴェントス」
私の予想は「メルボルン・ビクトリー 0-3 ユヴェントス」です!
ウイリアムヒル現在のオッズは
メルボルン・ビクトリー勝利 10.00倍
ドロー 5.50倍
ユヴェントス勝利 1.22倍
(オッズは2016年7月18日9時時点のものです)
この時期はうまくかち合う試合が少なく、久しぶりの予想になってしまいました。
今回取り上げるゲームも、どちらかとういと「興行」の意味合いが強く、悪く言えばお金稼ぎの試合です。
といってもですね、欧州の強豪をアジアやアメリカで見られる数少ない大会です。
また、チームの調子、来シーズンに向けての状況を確認するいい機会でもあります。
予想を行ううえで、できれば見ておきたいですね。
さてさて。
今シーズンの優勝でセリエA5連覇を達成したユヴェントス。
チャンピオンズリーグこそ逃しましたがコッパ・イタリアも獲りまして、最高のシーズンだったといっていいでしょう。
シーズン前半はやや不調。
しかし後半の巻き返したるは恐怖感すら覚えるほど。
強さを見せ付けたシーズンでした。
一方のメルボルン・ビクトリー。
2004年のAリーグ開幕とともに所属しているチームです。
今シーズンは6位に甘んじましたが、昨シーズンはリーグ優勝。
06-07、08-09も優勝しており、Aリーグでは強豪といえる立場ですね。
試合はユヴェントスが勝利するでしょう。
出来立てのオーストラリアリーグ6位と、世界最高峰のセリエAの覇者。
力の差は歴然です。
一点、気がかりとなりそうなのはユヴェントス所属選手のEURO2016での疲れです。
シーズン終了直後からEURO2016と立て続けに激戦を戦っていますので、疲れの残っている選手は多いでしょう。
といってもそこは歴戦の勇士。
疲れたなら疲れたなりの戦い方を知っています。
こういった部分も含めて、あまり大量得点のゲームにはならないかな、とも思います。
それでは、本日はこのあたりで。
はずれても怒らないでね!