カジノ法案は通ったものの…
IR(カジノを中核とする統合型リゾート)実施法案、いわゆる「カジノ法案」は成立したものの、どのようにカジノを設立して運営していくかに関してはまだまだ決まってい点が多いようです。
特に注目が集まっているのは、どの省庁がカジノ運営に携わるかということです。
日本には公営ギャンブル、パチンコ、パチスロがありますが、じつは実権を握っている省庁はそれぞれ異なります。
中央競馬・地方競馬……農林水産省
競艇……国土交通省
競輪・オートレース……経済産業省
宝くじ……総務省
サッカーくじ……文部科学省
パチンコ、パチスロ……警察庁
ギャンブルの胴元は儲かるわけですから、そりゃあどこの省庁も欲しがるわけです。
で、こんな複雑なことになっているんですね。
では、カジノができたらどこが仕切るのか?
現在のところ、一番有力視されているのは警察庁です。
ただ、ここには大きな問題があります。
パチンコ、パチスロとの兼ね合いがあるからです。
特にスロットに関しては大きいでしょう。カジノのスロットとパチスロでは性質がまったく違うからです。
これに関しては過去に記事にしましたので興味がある方はご覧ください。
過去の記事:日本のパチスロ
で、代わりに出てきた案が財務省が実権を握るというものです。
金が絡むからというのが大きな理由のようですが、それもどうかという気がします。
国の方針としては現在は警察庁路線で行くという感じですが、この先もかなり揉めそうな予感がします。
ちなみに、パチンコ、パチスロメーカーがカジノに参入してくるのか、も話題です。
こっちに関しても記事がありますので、ご興味があればご一読を。
過去の記事:パチスロメーカーはカジノに参入するか
と、調べてみたら大手パチンコ、パチスロメーカーである京楽も一時はカジノ参入を考えていたようです。
パチンコ屋の裏話 現役店長がこっそり更新というブログでこの記事を見つけて驚きました。
ま、現在はやめているようですが。
いずれにしろ、カジノ運営がはじまったら、パチンコ、パチスロ業界にはなんらかの動きが出てくると思われます。
しばらくは状況を見守りたいところです。
そんなことはどうでもいいからオンラインカジノで遊びたいという方はこちらをどうぞ。
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