フィリピンライセンスはいまどうなっているのか?

大混乱中のフィリピン

フィリピンの風景

ジパングカジノなどが取得しているフィリピンのライセンス
いま、このライセンスが大騒動に巻き込まれています。

いったいフィリピンで何が起こっているのか
ちょっと調べてみた結果を今回はご紹介したいと思います。

■ドゥテルテ大統領は何がしたい?

フィリピンの政治を一手に担っているのは、テレビなどでもおなじみの、あのドゥテルテ大統領です。
大胆な政治手腕で賛否両論を巻き起こしている大統領。
では、彼はオンラインカジノをどうしようと思っているのでしょうか。

じつは、これがよくわかっていません。
というのも、フィリピンの国が抱える複雑な事情があるためです。

フィリピンではオンラインカジノが合法です。
ただし、運営にはカジノ規制当局のフィリピン娯楽賭博公社(PAGCOR)が発行するライセンスが必要となります。
このライセンスを中国人が次々と取得して、オンラインカジノを運営している現状があるのです。

まとめると、こういうことになります。

  • フィリピンは税収の多くをオンラインカジノに頼っている。
  • しかし、オンラインカジノ運営で儲けているのは中国人が大半。
  • しかも、ライセンスを取得した業者が犯罪の温床になっているという指摘もある。

国としては「オンラインカジノなんていかん!」と言いたいけれど、そんなこと言ったら税収がなくなってしまう
というわけで、ジレンマの中にいるわけです。
その証拠に、2018年頃までのドゥテルテ大統領は「オンラインカジノを廃止する」と言ったり、「オンラインカジノは許容する」と言ったり、しょっちゅう態度を変えていました。

そこに大きな事件が起きたのが、2019年の8月でした。

■中国の習近平が介入

2019年8月29日。ドゥテルテ大統領は北京を訪問し、習近平国家主席と会談しました。
そこで習近平に「オンラインカジノの取り締まりを強化しなさい」と言われてしまうのです。
対するドゥテルテ大統領は「オンラインカジノはわが国に必要なものだ」と拒否します。

が、これで「オンラインカジノ規制」の流れができてしまいました。
実際、PAGCORは、これを受けてライセンスの新規発行を停止しています。

で、みんながどうなるかと見守っている中、今度はコロナ騒動が起きたのです。

フィリピンは3月にマニラをロックダウンして経済活動を停止させました。
6月からは緩和し、徐々に経済も復活してくるように思えましたが、感染が急増し、8月にはふたたびロックダウンとなりました。
もう、経済はボロボロと言っていい状態です。

この状況で、国の税収を担う「オンラインカジノ」を廃止などできっこありません。
かといって、対中国のことを考えると、積極的に「オンラインカジノ推進」するわけにもいきません。

もう、どうしたらいいのよ~。
というのが、ドゥテルテ大統領の本音ではないかと思われます。

PAGCORも動くに動けず、いまの大混乱な状況となっているわけです。

■発行済みのライセンスは有効

この先、どうなっていくかはコロナ騒動が収拾するか次第です。
それまでは、フィリピンも国として動くことはないでしょう。
つまり、現状のまま、しばらくは変わらないということです。

その後も経済状況を考えれば「オンラインカジノ」を規制するのは現実的ではありません。
あくまでも個人的な見解で言うなら、「オンラインカジノ推進」に流れを裏で進めていくのではないかと思っています。
その時にライセンスの発行をふたたび始めるかどうかは、現状ではわかりません。

ちなみに、現在すでにライセンスを発行されている会社は、あくまでも合法的に運営をしています。
ジパングカジノを心配している方、大丈夫です合法ですし、安全です

ただし、今後はフィリピンのライセンスを取得しようという企業は少なくなるでしょう。
キュラソーや、マルタのライセンスが、さらに普及していくのではないかと、予想します。

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