eCOGRAは、これまで各オンラインカジノの監査作業をPricewaterhouseCoopers(PWC)に委託していました。
今般、これをKPMGに変えるという発表がされました。
KPMGというのは世界の監査法人のBig Four(ビッグフォー)の一つです。(他はPWC、Ernst & Young アーンスト&ヤング、Deloitte & Touche デロイト&トゥーシュ)
PWCがペイアウト率レポートから昨年末に撤退したため、今後はどうなるのかということをeCOGRAに質問したことがあります。
その時は、Big Fourのいずれかと契約する予定と語っていましたが、それが最終的にKPMGに決まったということです。
監査の内容やその結果の発表方法も変わるようで、中には日本語を含む多言語でのレポートという項目もあって、なかなか充実してきた感じはします。
詳細はこちらのプレスリリースに書いてあります。
PWCのオンラインカジノ監査の厳しさは有名でした。「KPMGに代わって楽になった」と言われないように、更に厳しい監査を期待したいところです。
ところで、eCOGRA認定カジノであってもこの半年くらいは大小さまざまのトラブルが発生しています。公平性の確保も当然重要ですが、いくらソフトウェアが公正でも支払いが速やかに行われないのであれば仕方ありません。
そのあたりの監視体制や仲裁体制も強化してほしいものです。
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