eCOGRA(イーコグラ)には、プレイヤーとカジノの間の係争を仲裁する機能があります。
そのために、Fair Gaming Advocateと呼ばれる専門の担当者がいます。
(eCOGRAとは?)
Fair Gaming Advocateの最新活動実績を、eCOGRAが先月末に発表しました。
概要はこんな感じです。
- 2007年1月から4月の間に290件の連絡があり、そのうち252件を受け付けた。(残りはeCOGRA認定カジノ以外に関する件)。
- これらの受け付けられた件のうち、137件(54%)でプレイヤー側にたった裁定が下された。その前の期間よりも、この比率は22%増加した。
- 受け付け件数自体は、その前の4ヶ月よりも19%増加した。
- 同期間のケースの多くは、アメリカにおける支払い遅延に関するもので、これは後に減少した。
- 支払い遅延の次に多かったのは、「ボーナス乱用」に関するものだった。
持ち込まれた件数が増えたのは、アメリカの禁止法がらみで支払い遅れが増えたことと、あとはeCOGRAの存在が以前よりも認知されてきたからだろうと思います。
eCOGRAについては、その限定が指摘されることもありますが、やはりこうして見ればカジノがいったん「ダメ」といったことを覆させたりしているわけで、存在意義は大きいということになります。
Fair Gaming AdvocateのTex Reesさんとは、二度ほどお目にかかったことがあります。eCOGRAのトップのAndrewさんもそうですが、Texさんは更に真面目そのものという感じで、役所か銀行にいそうなタイプの人でした。
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