マイクロゲーミングのオンラインカジノでは、スロット等にギャンブル機能(Gamble Feature)がついています。
このGamble Featureは、何か配当を得たときに、それをすぐに受け取るかわりにその2倍や4倍の配当を狙えるものです。裏返しになったカードの赤黒やスーツ(マーク)を当てることで行われます。
そして、ビデオポーカーのダブル機能もそうですが、このギャンブル機能自体にはハウスエッジはありません。理論的に言えば無限にギャンブル機能を繰り返すことで、ハウスエッジを極小に抑えることができることになります。(実際には回数か金額に上限が設けられています)
そのため、ほとんどのオンラインカジノでは、これらのギャンブル機能についてはボーナス条件を満たす賭けとして認めないという条件になっています。たとえばスピンパレスではこう書いてあります。
出金に必要な賭け金額を計算する場合、スロットでのギャンブル機能、またビデオ/パワーポーカーにおけるダブル機能はその対象になりません。
これはまあ当然というか仕方ないといえるでしょう。
ですが、さらに踏み込んだ条件になっているカジノがあるということを、Meister掲示板で知りました(こちら)。
パープルラウンジカジノ(Purple Lounge Casino)なのですが、こんな条件が加えられています。
14. Updated – 08-11-07 While a Bonus is being played through and before any withdrawal or cashout is made, no deposit or bonus or the winnings from a deposit or bonus may be wagered on any even money ‘gamble’, or ‘double’ feature (which is available after a win) on any game. Use of the even money feature while a bonus is being played and before the wager requirement is met may result in the bonus and any winnings from the bonus being forfeited. We accept no responsibility for losses made using the gamble or double feature in contravention of the above condition.
つまり、ボーナス条件を満たす前にギャンブル機能かダブル機能を使った場合は、ボーナスとそれを使って得た勝ち分をすべて没収するという意味です。厳しいです。
これは、幸いなことに現在のところは一般的に広がっている条件ではありません。
が、今後はボーナスをもらってこうしたギャンブル機能・ダブル機能を使っている人は、事前に条件をチェックしたほうがいいようです。
このギャンブル機能禁止条項が他のオンラインカジノに広がらないことを祈るだけです。
あとは、これはマイクロゲーミングへの要望事項ですが、各カジノのボーナス条件に応じてソフトウェア側で警告を出す機能を付けてほしいものです。
たとえば今回の例でいえば、条件を満たす前に[ギャンブル]ボタンを押すと、「ギャンブル機能を使うとボーナスとそれによる勝ち分は没収されます。このまま進めますか?」または「ボーナス条件を満たす前のギャンブル機能の使用は認められていません」とメッセージを出すという意味です。
ついでに、条件消化前に禁止ゲームで遊ぼうとした場合にも同じような表示を出してほしいところです。
そのような表示もなく勝手に遊ばせておいて後から没収では、突然意味も分からず勝ち分を没収されたプレイヤーはびっくりして、「オンラインカジノは怖い」ということで二度と近づかないかもしれません。それよりは分かりやすくしたほうがマイクロゲーミングにとってもいいはずです。
どうでしょうか。
関連ページ
新ボーナスシステムは結局破綻か (2007年06月01日)
よくある質問 – ボーナス編
5月31日 追記
パープルラウンジはこの条件を5月28日に削除しました。よって現在はギャンブル機能、ダブル機能をつかった分はカウントはされませんが、使っても没収されることはありません。
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