アメリカの禁止法を無効化する法案が却下

アメリカのオンラインギャンブル禁止法(UIGEA)を事実上無効にするための法案(H.R.5767)が議会の財務委員会で却下されました。6月25日のことです。
バーニー・フランク議員が推進し、多くの議員やポーカープレイヤー団体からの支持も得ていたH.R.5767ですが、聴聞会(ヒアリング)の後の採決で却下されました。
今回のヒアリングでの議論の方法、必要以上にオンラインカジノやオンラインポーカーを悪とする扇動的な反対議員の姿勢については批判もあるようです。
が、ともかく期待の星だったこの法案が却下されたことで、オンラインギャンブル業界関係者には衝撃が走っているのではないでしょうか。
今後の方向が見えなくなってきましたが、どうなるでしょう。UIGEA自体は、成立してから1年半以上経つものの、実施のためのガイドラインがいまだにまとまらず、宙ぶらりんになっています。
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