ギャンブル中毒に効果がある薬についてはこれまでも話題になったことがあります。ニューズウィークに先日またその関連の記事がありました。
今度はナルトレキソン、そしてアカンプロセートという薬です。いずれもアルコール依存症(アル中)の治療に使われているものだそうで、これがギャンブル依存症にも効果があるのではないかということで実験が行われています。
これまでの実験では、スロットで使う金額が減ったりプレイ時間が減ったり、または一ヶ月ギャンブルを絶つことに成功したり等の効果が見られたそうです。
原理的には、脳に快感を感じさせるドーパミンの生成を抑える薬だということです。が、それだけにギャンブルだけでなく他の行動についても喜びのレベルが下がってしまうという副作用もあります。
ニューズウィークの記事にもありますが、「せっかくギャンブルから自由になっても、人生が灰色になってしまっては元も子もない」ということになります。
やはり基本的には薬ではなく、専門家によるカウンセリングが一番いいのではないかという気もします。
ふと考えたのですが、ドーパミンの生成を過激にする逆の薬があれば、カジノで1セントを賭けるだけで異常に興奮することができて、それはそれで安上がりになったりするのでしょうか? ちょっとそれもはた目には怖いものがありますが・・・。
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