オンラインカジノのプレイヤーといえば、まだまだ男性が圧倒的多数ですが、イギリスではこの数年でその状況に変化が生じているようです。
2006年と比較して2009年にギャンブル中毒と認定された女性の数は2倍になっています。
この急激な増加の背景には、オフラインのギャンブル(カジノおよびスポーツブック)は依然として男性客が中心で、女性が1人で入りにくい環境なのに対して、オンラインギャンブルは誰に気兼ねするわけでもなく、気軽に始められるという要因が大いに関係しているようです。
特にオンラインビンゴは当初から女性ギャンブラーをメインターゲットにしており、チャットなどのコミュニティー機能が充実しており、ギャンブルの場というより、仲のよい友達とコミュニケーションを取る場になっている女性も多いようです。
脳機能学的にも、女性は他人とコミュニケーションを取ることによりある種の精神的バランスを維持していることが明らかにされており、専業主婦など日中の会話が少ない女性層を取り込むのに、各種のコミュニティー機能を提供することは実に利にかなったプロモーションなわけです。
日本の場合、すでにパチンコやパチスロあるいは麻雀に興じる女性(潜在的ギャンブラー)が多くいるわけですから、日本の女性の感性に上手くマッチしたブランディングをすれば、まだまだユーザーを開拓できそうに思うのですが、いかがなものでしょうか?