それはある日のことでした。
OCFさんの何気ない一言から事件は始まったのです。
「うーん、いまいちなんだよな」
「はい?」(スギヤマ)
「なんかさぁ、ドキドキ感が足りない」
「へっ?」
「わかる? ドキドキ感」
「……はい」(なんとなく頷くスギヤマ)
「よしっ。じゃ、そういうことで、ドキドキ溢れる原稿、ひとつよろしく」
颯爽と帰っていくOCFさん。
取り残されて呆然とするスギヤマ。
というわけで、
今回は世界のスギヤマが「ドキドキ」を合言葉に戦うことになりました。
こうなりゃ、ヤケだ。みんな、ドキドキさせてやるぜ!
で、舞台はおなじみのジパングさん。
遊ぶのは、これ。
「レッド・ドッグ」というカードゲームです。
このゲーム、あまり有名じゃなさそうですので、
一応、簡単にルールをご紹介しておきますね。
(まだ、ドキドキはしませんぜ)
まず、プレイヤーは賭け金を決めてベットします。
金額は1ドルから300ドル(!)まで、お好きな分だけ賭けちゃってくださいな。
でもって、この「ディール」をオン!!
はい。こんなふうにカードが2枚配られましたね。
このカードの間の数を引けばプレイヤーの勝ちってゲームです。
この場合は「3」と「9」の間なので、4~8の5枚のどれかを
引けば勝ち。賭け金は倍額以上になって戻ってきます。
上にある数字は2枚のカード間の数字がいくつあるか。
(2と4なら「1」、2とQなら「9」という具合になります)
当然、この数が少ないほど引ける確率は少なくなります。
しかしそこはそこ。さすが大人の遊び。
同時にチャンスにもなっています。
引けない分、倍率が高くなるのです。
はい。勝ちはわかりましたね。では負けは。
これは単純に、数字が引けなければ負けです。
もちろん賭け金は全額没収。
ちなみに、よーく見てください。
カードが配られた後は「ディール」が「レイズ」に変わっています。
これを押すと賭け金をさらに倍に増やせます。
(もちろん負けたら没収です)
そのままの賭け金で勝負の場合は「コール」。
ね、「コール」で2ドルGET。1ドル勝ちとなるわけです。
ちなみに2枚のカードが隣同士(2と3とか)だと「プッシュ」となり、
ゲームはお流れ。賭け金はこんな具合にそのまま手元に戻ってきます。
ちなみに2枚が同じカードの場合は、最大のチャンスで、
自動的にもう一枚カードが引かれ、3枚揃うと賭け金11倍の勝ちとなります。
そろわない場合はこんなふうに「プッシュ」となり、賭け金は戻ります。
注意したいのは、Aが「1」ではなくて「14」で数えられるってこと。
さあ、こんなところで予習は終わり。
と、偉そうに書いていますが、スギヤマもメニューのヘルプ見て、
やっと覚えた程度のほぼ初体験。
よし、いくぞ。
いよいよ「ドキドキタイム」スタート!
まずはスギヤマ、慎重に「1ドル」ベット。
いいカード、来いッ!!
ガッデム!!
7と3で数字は「3」。
単純に考えれば、引ける確率は3/13……。
ええい、ままよ「コール」。
あ、やっぱり負け。
これで、マイナス1ドル。
スギ、ここで初めの熟考。
「レッドドッグ」のセオリーはわからんが、
賭け金のセオリーなら、ここで倍賭けか?
だって、2ドル賭けて勝ちなら、
2ドル返ってくるわけで、トータル「プラス1ドル」なわけで。
うん。よっしゃー、2ドルで勝負!
うーん、また微妙。
今度は4/13の確率ですかぁ。
「コール」
うっしゃぁ、1ドルゲットだぜ!!
と、ここで冷静になってスギ、2度目の熟考。
いま1ドル勝ってるから、ここは元にもどして、
1ドル勝負か。それとも、大きく行くか。
うーん。
1ドル勝負で。
6/13、イコールほぼ1/2が引けず負け。
痛たたたたた。
なら、倍賭けで。
うぅぅぅ。
薄い出目でまた負け。
さらに倍賭け勝負!!
くぅぅぅぅ。
さらに薄い出目。4のみチャンスで、やっぱり負け。
こうなりゃ倍で8ドル勝負よ!!
くっくっく。
まさかの4連敗。
スギ、己の引きの弱さを噛みしめました。
が、もう引けません。
16ドルアタック!!
うぅぅぅ、いぃぃぃ。
5連敗。
ありえん。こんなこと許さん。
倍賭け。って、32ドル!!
……これ、あり?
ここで10のみなんて…。
しかも、引いたのが11なんて…。
もうよい。
心を冷静にして64ドル勝負に挑むしかない。
アウチっ。
7連敗で心が折れそうっす。
次、いくらだ。えーっと、……128ドル。
スギの頭のそろばんが急激に動き出します。
・最初に1ドル勝ち。
・1連敗目に1ドル負け。
・2連敗目に2ドル負け。
・3連敗目に4ドル負け。
・4連敗目に8ドル負け。
・5連敗目に16ドル負け。
・6連敗目に32ドル負け。
・7連敗目に64ドル負け。
〆て126ドル負け……。
仮にここで勝負に行き負けると、次は256ドル勝負。
このゲームは300ドルが上限だから、その次になるともう取り返せない……。
スギ、ゲーム開始から15分にして、
早くも3度目の熟考。熟考に次ぐ熟考。
結論。
行くっきゃない。
よっしゃぁぁぁぁ!!!
来た来た来たーっ!!!
最高のカード枚数11枚。
確率にして11/13。
パチで言うならほぼ確変状態。
はぁはぁはぁ。
焦るな、焦ってはいけない。
よーく考えて。
ここで「レイズ」なら、さらに128ドルで、
負け分どころか一気に128+2ドル浮き。
男なら行くっきゃない。
というか、これで行かなきゃ勝負じゃない。
「レイズ」!!!
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
漏れる溜息。吹き出す汗。溢れ出す脳汁。
マウスももうぐっちょり。
でも、勝った。
やったよ、母ちゃん。
俺、勝ったよぉ!!
そして、スギ4度目の熟考。
と、見せかけて即終了。
大きく勝ったら即逃げ。
これこそが勝てる男の常勝哲学です。
いつもは勝ってないが、間違いない。
しかし、終わってから振り返るといろいろ浮かぶんですなぁ、これが。
ほら、レイズがあるから倍賭けしなくてもよかったじゃん、とか、
一気に勝負をかけてでかく張るのもありかな、とか、
あえて1枚チャンスの時に「レイズ」もいけるんじゃね、とか、
とかとかとか。
うーむ、やっぱりカードゲームは奥が深いっす。
なんにしろ、この欄を担当して初めての最短ゲーム記録達成。
24分。
でも、この欄を担当して初めてと言っていいほどの疲労感。
そして、130ドル勝ち。
スロットとはまた一味違う戦略の妙を味わいつつ、
スギヤマはこうしてまたひとつ大人になったのでした。
[今回までの収支]
今回分 +130$
トータル +7$
残り 1007$
※一言コメント。
「今回は本気でドキドキしました。スギヤマが」
by 世界のスギヤマ
【次回に続く】
ジパングカジノの詳細
ジパングカジノへアクセス
ダウンロードはこちら