アメリカでのオンラインギャンブル合法化に関して、簡単にまとめてみました。
アメリカでの合法化は大型ランドベースカジノが有名オンラインカジノとジョイントしたりなど、ギャンブル業界に決して小さくはない大きな動きを与えています。
現在のところ完全にオンラインポーカーを合法化し、実際に運営を始めているのは、あのラスベガスのあるネバダ州のみですが、他の州でも合法化を続々と目指しています。
現在合法化しようとしている州は:
デラウェア州、ニュージャージー州、イリノイ州、マサチューセッツ州、ミシガン州、オハイオ州、カンザス州、ワシントン州、オクラホマ州、ルイジアナ州、カリフォルニア州、ペンシルバニア州、などです。
ニューヨーク州でも検討していたようですが、申請日にはまにあわなかった模様。
ざっと見たところ、競馬が人気な州や、すでにランドベースのカジノがあるもしくはインディアン特別居留地がある(居留地内はカジノOK)州などが多いようです。ギャンブル慣れしている州限定といったところでしょうか(笑)。ニューハンプシャーやコネチカットなどのコンサバな州からの申請はさすがに出ていないようですね。
ネバダではオンラインポーカーが一番最初に合法化されましたが、上記の州全てがポーカーを狙っているわけではなく、ロト(アメリカではロト=宝くじは州別)のオンライン化を目指すところが多いようです。実際にアメリカのロトは数百億単位になることもあり、その人気、売上共にピカイチのギャンブル。スケールが違います。
オンラインカジノにあるようなスロットやテーブルゲームのオンライン合法化はまだまだ先といったところでしょうか?
筆者としては、これから注目したいのはカリフォルニア州での合法化です。
カリフォルニアには、インディアンの居留地区が数か所あり、インディアンによるカジノが数件運営されている他、ポーカールームなる、お客さん同士で合法的にお金のやり取りをするカジノもどきがいくつか存在します。これらの場所では通常のポーカーはもちろん、大きなポーカートーナメントなども開催されており、カリフォルニア州のポーカープレーヤーのレベルはかなり高め。
おまけにカリフォルニアエース(ブラックジャックもどき)、ペンナイン(バカラもどき)といったゲームもプレーできます。他にも有名な競馬場が数か所、いわゆるノミ屋の存在はかずしれず・・・。
いわゆるランドカジノが完全合法化されていないにも関わらず、これほど様々なギャンブルができる州は珍しいかもしれません。
カリフォルニアが合法化により、まず何を最初にオンライン化していくのか、州がこれらのギャンブルをどんどん取り込んでいくのか、それとも全く別扱いで両立させていくのか、と非常に興味深いところです。