日本のプレイヤーとアジアの他の国のプレイヤーの比較という面白い情報がありました。
Casinomeisterのニュースレターの「アジア特別号」で知った話です。先日マカオで開かれたPCIG 2007で、クリプトロジックがOverview of the Asian Markets(アジア市場の概要)というプレゼンテーションをしました。
そのときの資料がオンラインで提供されています。
Overview of the Asian Markets (パワーポイントのファイル)
Shailesh Naik, CryptoLogic
どのような方法で調査をしたものなのか、資料を見ただけでは分かりません。各国のサンプル数は200強のようです。
なかなか面白いので、かいつまんで紹介します。
- 典型的なオンラインギャンブルプレイヤー
台湾: 平均29歳で男性。ホワイトカラーまたは学生。大学卒業。
韓国: 男女半々で平均38歳。台湾や日本に比べると大学卒業者は少ない。
日本: 男性が多く40歳かそれ以上。ホワイトカラーの大学卒業者。 - オンラインギャンブルについての考え方
内容 台湾 韓国 日本 時間つぶしのためにやる 54% 26% 16% 娯楽として行う 53% 53% 28% 大勝ちしたら何をしようかと夢見る 45% 13% 10% 便利だから行う 40% 34% 11% ギャンブルが好きだからやる 13% 7% 11% 個人情報の安全について気になる 73% 52% 48% 遊ぶサイトの評判は非常に重要だ 70% 34% 38% オンラインギャンブルの合法性について気になる 59% 39% 29% 中には悪質なオンラインギャンブル運営者もいる 54% 27% 50% 他人と交流・対戦するようなギャンブルが好きだ 42% 33% 11% 新しいゲームはとにかく試したい 34% 18% 6% 対戦等ではなく個人的に遊べるものが好きだ 33% 24% 25% スキルが必要なゲームが好きだ 27% 14% 11% あまり深く考えないようなゲームが好きだ 29% 35% 11% - 1回にいくらくらい使うか
台湾: $0~$1,473 (中央値は$30)
韓国: $0~$1,000 (中央値は$53)
日本: $1~$300 (中央値は$26)
同じアジアの国といっても、考え方や行動にけっこう差があることが分かります。
オンラインギャンブラーが派手に逮捕されている韓国で、法律について気にしている人が39%しかいないのは面白いです。
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