大きな金融グループが運営する優良オンラインカジノとして人気を集めていたカンターカジノ(Cantor Casino)が11月28日に閉鎖されました。
突然のことで、登録プレイヤーも驚いているようですが、理由は明確にされていません。すでに残高の支払いは進んでおり、NETELLER等で入金していた人に対してはそうしたアカウントにお金が戻っているということです。
ちなみにカンターカジノは日本からのプレイヤー登録を受けていないので、日本の人には関係のない話ではあります。
カンターカジノと同系列のRed Lounge Casino(レッドラウンジカジノ)も同時に営業を終えました。
気前のいいボーナスと恐ろしく質の良いサポートで人気だったということで、残念です。
今回の突然の閉鎖の理由としていろいろな憶測が飛び交っていますが、最も有力だと思うのはアメリカのネバダ州での最近のニュースです。
カンターグループは、ネバダ州のカジノ内でモバイルカジノを運営する免許を最近取得しました。このライセンスに影響があるといけないと考えたからではないか、というのが今回の閉鎖の理由ではないでしょうか。ネバダ州は問題なくても、アメリカの他の州のカジノへ拡販していくときに、欧州でオンラインカジノを運営しているというのはマイナスになりかねないと判断したのでしょう。
そう考えるとカンターはオンラインを捨ててランドカジノを選んだということで、納得できます。
ただし、同社の発表によると、直接カジノを運営することはしなくても、今後は独自ソフトウェアの提供はするということです。どこかでカンターのゲームが遊べるようになるのかもしれません。
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