Cash n Curryは2006年の初めに登場したスロットで、マイクロゲーミングでは普通のスロットとは区別されUK Pub Slotsという分類に入ります。一般的にはフルーツマシンと呼ばれ、イギリスのパブに置いてあるタイプのマシンです。
インド人とカレーをテーマにしたもので、コミカルなサウンド、ボイス、グラフィックの出来は秀逸としかいいようがありません。なまった英語は最高です。
お金をかけなくても延々楽しんでプレイできるという意味で異色といえるでしょう。
普通フルーツマシンというと、かなり複雑な機能が盛り込まれていてルールを理解するのに一苦労です。ですが、Cash ‘n’ Curryはそれほど複雑ではありません。
基本的には3リール1ペイラインのスロットに、Hold(ホールド=保持)とNudge(ナッジ=ずらし)の機能、そしてボーナス機能がついているという構成です。
HoldとNudgeは許されたときにだけ行うことができ、Nudgeは指定の回数が上限になります。
ボーナスは、左側の3 x 3にBaltiと呼ばれる料理の入れ物が並んでいるマトリックスでいずれかのラインにBaltiが揃うと突入です。(リールにBaltiが現われなくても、Bonus Spiceマークが点灯するとBaltiが獲得できます。HELDランプがつくと、その時点のBaltiが繰り越されます)
ボーナスは基本的にすごろくです。
マスは何種類かに分類できます。
- フィーチャー (Feature)
これはそれぞれ固有の機能があります。ここに止まるとクーラントレベルが一つ下がります。そのフィーチャー(ボーナス)を手にするか(COLLECT)、それとも先に進むか(SPIN)を選択します。それぞれのボーナスの詳細は下に書きました。 - クーラントレベルを上げるもの
Top UpやCheeky Halfはクーラントレベルを上げます。 - クーラントレベルを下げるもの
Big GulpやSpillageはクーラントレベルを下げます。 - ボーナスを終了させるもの
Loseに止まると有無をいわさずボーナス終了です。残念賞も何もありません。 - 何も起こらないもの
Take Bretherは何も起こりません。また次のスピンをします。 - すっとばし(?)
Torbo Boostに止まると、勝手に何コマか進みます。嫌なところに止まることが多いような気がします。
ボーナス中の各フィーチャーはこんな感じです。実際にやればだいたい分かりますが、一応書きます。
- Bhaji Bonus
1回のフリースピンが与えられ、何かが獲得できます。 - Spice-O-Meter
右側の数字のうち一つがランダムに選ばれて、その分の配当がもらえます。最大80倍。 - Multi Balti
ピックアップ式のボーナスです。3箇所からひとつ選ぶと配当倍率が決まります。 - Chicken Ticker
面白いです。リールがゆっくり回り、好きなシンボルが揃った瞬間にストップを押します。 - Rogan Dosh
リールが順々に点灯します。ひとつ選んでストップします。すると、そのリール内でまた順々にシンボルが点灯します。ひとつ配当が高いシンボルを選んでストップします。そのシンボルが3つ自動に揃って、配当がもらえます。 - Bombay Mix
高配当が狙えるフィーチャーです。右側の数字がランダムに点灯するので、ストップボタンを押します。するといくつかの数字が点灯して、その分の配当をもらえます。 - Belt Buster
悩ましいフィーチャーです。リールがまわって配当のついた配列で次々に止まります。自分の欲しいところでCOLLECTします。ずっと眺めているとそのうち勝手に止まってしまいます。どこで止めるか悩みまくります。 - VindaLoot
これは嬉しいフィーチャーです。何度も何度もリールが勝手にまわって、けっこういい配当がどんどん自分のものになります。 - Curry Go-Round Super Jackpot
私は一度も体験したことがありません。それもあって、しつこくプレイしています。
解説によると、ここに止まると中央のスーパージャックポットに挑戦できるようです。配当最大500倍ですが、Yes or Noのランダム機能で最大3回までリトリガーできるということなので、ベストケースでは2,000倍という高い配当が手に入ります。
ということで、本当に盛りだくさんの機能です。
それと、nudgeする際も戦略的に行う必要があったりして、運だけではない面白さもあります。
このCash n Curryは、一部のマイクロゲーミング系カジノのFLASH版にだけ導入されていて、貴重な存在です。