eCOGRAは昨年オンラインギャンブラーを対象にしたオンラインサーベイを実施しました。覚えている人もいると思います。
その結果がまとまり、イギリスで開かれている展示会ICEiの開幕と同時にレポートが発表されました。サマリーがeCOGRAサイトにおいてあります。
eCOGRA Global Online Gambling ReportのMedia Sumary (pdf、英文)
eCOGRA Global Online Gambling Reportについてのプレス向け発表 (pdf、英文)
96ヶ国、合計約11,000人を対象にしたということで、この種の調査としては過去最大級のものです。
概要を紹介します。
- 大多数のプレイヤーは長期的に儲けたいということでプレイしているのではなく、娯楽としてオンラインギャンブルをとらえている。
- 平均的なオンラインポーカーは、男性(全体の74%)、26~35歳(27%)、週に2~3回プレイ(27%)、過去3ヶ月以内に6つ以上のポーカーサイトを訪問(25%)、プレイ経験は2~3年(24%)、一回当たり1~2時間遊び(33%)、同時に一つまたは二つのテーブルでプレイし、キャッシュゲームとトーナメントの両方に参加し、25ペンスから1ポンド(約50セントから1米ドル)のビッグブラインドのテーブルを選び、バンクロールの6~10%を1回に使う。
- 平均的なオンラインカジノプレイヤーは、女性(全体の55%)、46~55歳(30%)、週に2~3回プレイし(37%)、過去三ヶ月以内に6つ以上のオンラインカジノサイトを訪問し(25%)、プレイ経験は2~3年で(22%)、一回に1~2時間程度プレイする。
- オンラインカジノの良い点としてあげられたのは、便利さと遊びやすさ、楽しさと興奮。悪い点としてあげられたのは、負けることとお金の面での問題。
- 大多数のプレイヤーは月当たり130ポンド(約3万円)くらいのお金を勝ったり負けたりしている。
- 過半のプレイヤーはソフトウェアの公正さを信じているが、3人に一人は開放と回収(オンとオフ)を運営者が切り替えられるのではないかと感じている。
- 全体の90%は家でプレイするが、女性プレイヤーの1割は職場でプレイしている。
- 自分が好きなカジノを決める要因となっているのは、ボーナス(全体の75%)、ゲームの種類(62%)、入金方法(56%)、評判(56%)、出金の早さ(54%)。
他にも面白い意外なデータがけっこう載っているようなので、サマリーをじっくり読んでみたいと思います。
なお、質問票よりも詳しく調べるための面談式のフォーカスグループによる調査は、日本を含む六カ国で行われる予定でしたが、日本では言葉の問題などで実現せず、結局アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、スウェーデンの五カ国だけで実施されています。
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