見たこともないような数字が出ていたので、少し驚きました。
この記事です。
「カジノ解禁」でどうなる?(東日新聞)
すごい数字というのはこの部分です。
インターネット経由で海外のサイトで賭けをするギャンブルについても触れ「少なく見積もって年間2000から3000億円海外に金が流れている」とし、カジノを合法化することで、金が国内に流れる点を強調した。
2,000億円から3,000億円が本当に日本から海外オンラインカジノやポーカーに流れているとしたら、オンラインカジノ関係者はさぞかし嬉しいでしょうね。
でも実際にはそんなことはなさそうです。
最近はプレイテックやカジノオンネットなど、オンラインカジノ関連大手が株式市場で上場しているおかげで、カジノの経営に関する数字は結構見えます。
たとえば、プレイテックがアジアで昨年いくらの売上げを上げたのかは公開されています。ソフトウェア会社の売上げというのは、カジノからのロイヤリティがメインですから、逆算すればカジノの売上げ規模はだいたい分かります。
インターカジノのクリプトロジックや、インペリアルカジノのギガメディアや、32レッドカジノなど、他にも財務情報を公開しているところは沢山あります。
きちんと計算はしていませんが、ざっと言って、日本からのオンラインギャンブルの売上げは、年間で100億円にも届かないのではないでしょうか。
「少なくとも2,000~3,000億円」という数字の根拠をきいてみたい気がします。