ん? 何々?
今回はいつものスギヤマ体験記じゃないって?
ん、ジョー介と対決だって?
はははん、と鼻で笑っちゃいますよ。
なんたって私は「世界のスギヤマ」。
負けるわけがないじゃない。
うん。でも、一応ルールを聞こうか。
□12月13日(土)12:00~13:00
□持ち金500ドル
□777BABY
□制限時間は1時間(途中で持ち金がなくなったらそこで終了)
□最終手持ち金が多い、またはなくなるまでの時間が長い方が勝利
なるほど、そうですか。
で、遊ぶ台も決まっていると。
ほほう「タイ・パラダイス」ですか。
懐かしいなぁ、これ、昔打ってちょい勝ちしたんだなぁ。
とか言っている間にすでに時刻は11時50分。
もうそろそろスタート。よし、気を引き締めて打つか。
12時。スタート!
500ドルなんでね。
まずは1ライン1ドル賭けの15ドル勝負。
これでフリースピン引いてドカーンと勝っちゃえばいいわけでしょ。
んが、んが、んが、
……何も来ない。
そして最初の50回転が何もないまま終了。
ここまでわずか5分程度。
そう、時間としたらほんのわずか。
なのに負けが-375ドル…。
残金125ドルしかないやん!!
いかん、このままでは10分持たん。
こんな見せ場も何もないまま、ずぶりと負けるのだけは、
どうしても阻止しなければ。
というわけで、賭け方をこんな感じに変更。
金額のとこ、見てちょ。
今度は1回0.5ドルで7.5ドル勝負。
さっきの半額だけど、これでちょっとは持つ、はず。
来い、来いーっ!!!
よっしゃあ、5カード!!!
金額はちょっと低くなっちゃったけど、
まだまだここから伸びる可能性は、ある、あるはずだ。
もういっちょ、来いーっ!!
……しかし無情にもまたもや50回転が不発で終了。
開始から10分。さらに44.75ドル負けて、
残金はわずか80.25ドルに。
100ドル切ってる…。
勝てる気がしない…。
このまま終わってしまう…。
もう、スギは考え方を改めることにしました。
こうなったら「どう最後まで持つか」。
この一点勝負。
ジョー介が早めにリタイヤすれば、それでスギの勝ちなわけでしょ。
もうね、姑息と言われてもいい。
とにかく粘る。
で、今度はこんな感じに。
1ライン0.01ドルの、0.15ドル勝負。
そう、この機種の最低額で挑むわけです。
これなら、残り80ドルでもなんとかなる、はず。
ほい、来た。
5カード。でも、賭け金が少ないので、
賞金は1.5ドル…。くぅぅ、やむを得まい。
そして30分後。
スギはまだ生き残っていました。
ぎりぎりです。が、まだ終わってない。
これを僥倖と言わずして何を僥倖と言おうか。
と、ここで。
やっと、やっと念願のフリースピンをゲット!
タイ・パラのフリースピンは特別マスだけ拡大したりするので、
ドカンと金額が跳ね上がることもある。ってどっかに書いてあった。
チャンスよ、チャンス。
で、そのマスは。
家図柄!
これはビッグチャンス!!!
ほれ、
ほれほれ、
すごいぞ、オレ。
当たるぞ、家。
でもって結果は、
……。
うん、わかってたよ。
だって1ゲームに0.15ドルしか賭けてないんだもん。
これが15ドルの時に来てたら、
1280ドル勝ち。もう一気に勝ち上がりだよ。
でも、いい。いまはもう生き残ることだけ考えよう。
そう、スギヤマは12.8ドル分、命を長らえたのだ。
あと、20分なんとか頑張ろう。
と、また。
フリースピン!!!
なんでだよ、15ドルの時に全然来なかったのに、
0.15ドルになった途端、連荘するってどういうことだよ。
と、愚痴ることなく淡々と打つスギヤマ。
はいはい、わかってますよ。
ね、ほら。
激安フリースピンのオンパレードよ。
これがさぁ、なんで15ドルの時にさぁ……。
いかん、弱気になるな、オレ。
と、ここでピンとひらめきました。
こんなに好調にフリースピンを引く状況なら、
いま、金額を上げれば、ドカンといくのでは?
残り時間は約10分。
残高は28.3ドル。
こんな端金、ガーンと一気に使ってやるわ!
一気に5倍の0.05ドル、総ベット0.75ドルに変更。
あとはフリースピンを引くのみ!!!
そして運命の12時59分。
規定時間の1分前。
スギヤマ、ゲーム終了…。
もう何も言えんですわ。
願わくば、ジョー介がもっと早く終わってますように。
奴ならそれくらいやってくれる。
と、スギは信じてるよ。
結果は次回発表!