先週、オンラインカジノ業界を震撼させたニュースが実はありました。
ゴールデンパレスカジノはカナダのKahnawake Gaming Commission(カナワキ・ゲーミング・コミッション)からライセンスを受けて営業しています。
が、ケベック州政府がゴールデンパレスカジノを運営するCyber World Groupを違法な営業だとして摘発し、100~200万ドルの罰金を課したのです。
従来、Kahnawake Gaming Commissionがオンラインギャンブルのライセンスを発行する権利は認められているものと当然考えられてきました。
ですが、今回ケベック州がKahnawake(カナワケ)のライセンスを受けていたCyber World Group社を摘発したことは、Kahnawakeのライセンスは無効であるという意思を示したものと受け止められました。
そのため、カナワキのライセンスで営業している多くのオンラインカジノやオンラインポーカーの関係者が驚愕したのです。
ところが、数日後、関係者は胸をなでおろしました。
というのは、今回のCyber社の摘発は、カナワキのライセンスの適法性とは関係ないことが判明したからです。
摘発の嫌疑は、Cyber社がモントリオール市内に事務所を置き、そこからオンラインカジノを運営していたからというものだったのです。ということで、Kahnawakeのライセンスの問題ではなく、オンラインカジノ運営が許可されていないエリアでオンラインカジノを運営していたという単純な違法行為の話でした。
ただし、私が思うに、そのような管理もできていないというKahnawake Gaming Commissionのずさんな体制には問題がありそうです。
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