ネットカジノって違法じゃないの?
オンラインカジノそのものは、英領ジブラルタル、英領マン島、カナダのモホーク、アンティグアやドミニカなど等のカリブ海諸国、オーストラリア北方領等の各政府が発行している運営免許(ライセンス)をうけて、運営されています。
オンラインカジノ自体は合法
各国政府の規制の範囲内で経営されているので、その存在と経営自体はもちろん合法です。違法なものではありません。
そういう意味では、ラスベガスや韓国やマカオのカジノ(ランドカジノ)と何も変わることはありません。
最近では32レッドカジノのように、ロンドン証券取引所に上場しているようなオンラインカジノも出てきて、社会的な信用も得ています。
きちんと政府の許可を得て運営されていて、さらに情報を市場に開示しているからこそ、こうして上場企業となることができるということでしょう。
プレイするのは合法か
オンラインカジノで遊ぶことが法律に触れるかどうかは、賭ける側の国の法律によります。
合法としている国もありますが、違法として取り締まっている国もいくつかあります。
ほとんどの国では、オンラインカジノやオンラインポーカーなどのネットギャンブルについて明確な法律は存在しません。
アメリカでは
アメリカでは、これまで広くオンラインポーカーやオンラインカジノが楽しまれてきました。
ですが、2006年10月にインターネットギャンブルサイトとの取り引きを禁止するいわゆるインターネットギャンブル禁止法案が成立しました。
関連記事: 大統領署名で禁止法案が成立 (2006/10/14)
これにより、上場企業を中心に、アメリカから撤退する動きが相次ぎました。プレイヤーがプレイすること自体を禁止する法律ではありませんが、事実上禁止するものだと受け止められています。
また、州によってはプレイ自体を明確に州法で禁止しているところもあります。
日本は?
日本に住む人にとって問題なのは、日本にいてオンラインカジノやオンラインポーカーで賭けることは法的にどうなのだろうか?ということでしょう。
アングラカジノ(地下カジノ)での摘発・逮捕のニュースが相次いでいるのを見ても分かるとおり、カジノでの賭けは明らかに違法です。
といっても、日本に住んでいる人でも、海外のカジノに行けば、そこでいくら賭けても問題ありません。
ただし、日本にいる人が海外に存在するオンラインカジノで賭けた場合に、日本の賭博罪等が適用されるかどうかについては、微妙なところです。
オンラインカジノでは賭けの主催者が国外にいて、すべての運営は海外で行われているので、これが日本の法律の対象になるのかどうかもよく分かりません。
警察庁は新聞の取材に対し、違法であるとの見解を示しています。弁護士等の専門家の中にも、運営者が海外にいてもプレイヤーが日本にいれば違法であるという見解をもっている人が多いです。
2016年には、実際に海外のオンラインカジノで遊んでいて摘発・逮捕された日本人が現われました。ただし罪状は単純賭博罪でしたので、オンラインカジノ自体が合法なのかどうか司法の結論は出ていません。そういう意味で、グレーな状態であるというのが実態です。
ただ、法的なリスクがあるのは事実です。そのリスクを自覚して遊ぶ必要があるでしょう。
(海外の馬券サイトのノミ行為により国内の競馬法で罰せられた人は既にいますので、日本の競馬の馬券をネット上のサイトで購入することはやめたほうがいいでしょう)
注意: 繁華街などに店を構えているネットカジノカフェ(オンラインゲームカフェ)の場合、実際に摘発・逮捕された例が沢山あります。そういった店で賭ける行為は、道具として海外のオンラインカジノを利用していたとしても、胴元が国内にいるため賭け自体は国内で成立しているというのが司法の立場です。その意味では、普通の地下カジノ(アングラカジノ)で遊んでいるのと同じことになります。そのため、そうした店でカジノのゲームをすることは全くすすめられません。(参考記事)
注意すべきこと
ただし、カジノゲームのサーバーが日本にあったりして運営主体が日本国内にあれば、これは立派な賭博罪の国内犯になってしまいます。
賭ける前に海外で正式にライセンスをうけているかどうか確認するのは必須でしょう。
当然ですが、このサイトで推薦しているオンラインカジノはすべて各国政府の運営ライセンスのもとに運営されています。