2006年のカジノの売上げがラスベガスを超えたということで話題になっているマカオですが、オンラインカジノの分野にも参入しようとしているようです。
26日からマカオで開かれているオンラインギャンブルの会議PCIG(Pacific Congress on I-gaming)で、マカオのカジノ当局(Gaming Commission)の代表者が発表したそうです。
発表内容はこんな感じです。
- オンラインギャンブルは既に存在している。そのことは否定できない以上、マカオはその現状に沿った計画を立てる。
- 現在マカオでは一部の公営ドッグレースなどを除いてネット上のギャンブルは禁止されている。
- オンラインギャンブルの分野でマカオ政府がライセンスを出すかどうかは2008年以降に最終決定する。
- ライセンスの対象者はすべてのオンラインギャンブル運営者。ベットエクスチェンジを含む。
- 新制度で重視するのはプレイヤーの保護と身元証明。
- ライセンスは3~5年ごとの更新制。
- ライセンスを得ても中国向けに営業できるかどうかは不明。
- 運営者に対する課税の詳細は未定。ただし高税率にはしない予定。
というわけで、この突然の発表にはPCIG参加者も驚いたようです。
マカオのランドカジノでは、MGMやWynnといったアメリカ資本が大規模な参入を果たしていますが、オンラインカジノでもそうした人たちが活躍することになるのでしょうか。
いずれにしても、プレイヤーとしては、現在のジブラルタルやマン島のライセンスにも劣らないような、質の高いライセンスを発行するような制度をつくってほしいと思います。
アジアの某国のように小銭稼ぎのためにライセンスを乱発するということにならないように望みたいところです。