スイス発のオンラインカジノ誕生なるか?

スイス

モリカケ関連で毎日のように新たな事実が出てきて、一向に審議が進まない日本の「カジノ法案」。
今週末(~5/25)までには、ある程度の方向性が見えるだろうと思われていましたが、どうも先延ばしになりそうですね。

さて、じつは日本と同じように「カジノ法案」を巡る混乱の最中にいる国があります。
スイスです。といっても、スイスではランド(実際の)カジノの運営は許可されています。

歴史をたどると、スイスでは長年の間、カジノは禁止されていました。
それが、1993年にカジノ禁止を廃止する法案が国民投票により成立。
2000年4月には、カジノ連邦法 (SBG) が施行されました。

そして、2002年に国内最初の名門カジノ「グラン・カジノ・ルツェルン」がオープンします。

ただし、オンラインカジノに関しては変わらず禁止されている状態でした。
情況が変わったのは、2012年のこと。この年「新賭博法」(BGS)が議会で可決されます。
これはオンラインカジノの運営を許可する内容を含んだ法律でした。
この「新賭博法」に関する国民投票が6月10日に行なわれるというわけです。

現在のところ賛成派と反対派の意見は真っ二つに分かれているようで、結果がどうなるかに関しては予想がつきません。
もし、賛成派が勝ち、法案を施行するとなれば、スイス発のオンラインカジノが許可されることになります。
税率の問題や、ライセンスの問題など、いろいろありますので、すぐにどこかのオンラインカジノがオープンするとは思えませんが、いずれはスイス発のオンラインカジノが誕生するだろうことは間違いありません。

さて、どうなることやら。
それにしても賭博に関する法案を国民投票で決めるというのは、いかにもスイスらしいですね。
日本もそうしてくれればいいのに、とちょっと思ったりもします。



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