ギャンブル依存になっているプレイヤーを自動検出できる技術が存在するそうです。
bwinがポーカーで不正をする自動プログラム(ボット、またはロボット)を感知するBotGuardというシステムを導入したというニュースが数日前にありました。
Bwin Implements ICU’s BotGuard
蓄積された数百万パターンのプレイデータから怪しげなものを検出するプログラムだということですが、ICU Intelligenceという人工知能を専門とする会社が開発したものです。
このICU Intelligenceのサイトを見ていたら、もう一つSpelkollという製品を見つけました。これは、ギャンブル依存のプレイパターンを自動的に検出するもので、スウェーデンの国営ギャンブルサイトSvenska Spelで使われています。
依存的なプレイパターンだと判断されると、自動で警告が表示されるということです。
この判断はプレイの頻度、癖、賭け金額、損を取り戻そうとする度合い等の100以上の異なるパラメーターによって行われ、依存レベルが三段階に分類されます。グリーンであれば問題なし、オレンジになるとプロモーションの対象から外され、赤になるとサイト登録から除外されることになります。
依存症的プレイヤーに「依存」している日本のパチンコ・パチスロ業界には考えられないことでしょうし、一般的なオンラインカジノでも熱心には進めないようなことです。
が、未成年利用の防止と合わせて、今後はEUを中心としたエリアではこうした防止策は主流になっていくのかもしれません。
もっとも、「赤」レベルになって追い出されたプレイヤーも、今の状態では世界中のその他2,000以上のサイトでは問題なく登録して遊べるわけですが。
関連記事
オーナーが不正?アブソリュートポーカー (2007年10月19日)
オンラインカジノの行動規範 共同で策定 (2007年10月10日)
ポーカーの「透視ロボット」摘発 Full Tiltで (2007年09月22日)
オンラインギャンブルは依存症を増やさず? (2007年09月20日)
自動ベットソフトについて一言 (2006年01月25日)
オンラインポーカーで勝てなくなった理由判明? (2005年09月06日)