コインサイズを変えられてボーナス機能がついているサンダーストラックやスプリングブレークのようなスロットの攻略法として発表された方法があります。
ニュースレターのNo.130で紹介しました。
私もよくこの方法を実践するのですが、最近どうも勝てません。
50回とか100回スピンしてフリースピンにならない場合は、徐々にコインサイズを上げていくのですが、下手すると300回まわしてもフリースピンにならない場合もあります。
その頃には1スピンが22.50ドルというようなことになっていて、当然お金が持たずに破綻します。
どうしてこうなるのか、実践しながら考えてみました。
それでたどり着いた仮説は、これです。
「コインサイズを上げると、回した実績回数の換算値が減る」
分かりづらいですね。
例をあげます。
2.25ドルで100回スピンします。フリースピンが来ないので、4.50ドルに上げてまた100回スピンします。
まだ来ないので、9.00ドルに上げて100回スピンします。
それでも来ないので、絶対にもうすぐ来ると思って一気に45.00ドルに上げて回します。
で、50回スピンしても来ないので壊滅してしまったりします。
合計350回まわしても来ません。異常な感じがしますが、実はおそらく異常ではありません。
内部計算上は、1スピン45ドルに上げた時点で、300回ではなく35回しかスピンしていないことになっているのではないでしょうか。
つまり、2.25ドルの100回分は45ドル換算だと5回だけ。(2.25 * 100 / 45 = 5)
4.50ドルの100回分は、これも45ドルで割ると10回だけ。(4.50 * 100 / 45 = 10)
9ドルの100回分も同様に20回だけ。(9.00 * 100 / 45 = 20)
5回、10回、20回の合計で35回です。
300回スピンしたはずが、45ドルのスピンで換算すると、35回しかスピンしていないことになります。
300回ではなく、たったの35回です。35回スピンしてフリースピンが出ないと文句を言うひとはいませんよね。出るときもあるでしょうが、なかなか出ないでしょう。
コインサイズを変えたときにはこういう計算がされている気がします。
なので、低コインサイズでどんどん回してフリースピンが来ないときはコインサイズを上げていくという戦法(エスカレーション戦法)は、おそらくあまり意味がありません。
逆に、コインサイズを下げた途端にフリースピンに突入するという憎たらしい現象も、これで説明がつきます。
45ドルで50回スピンしてフリースピンに入らずに、コインサイズを4.50ドルに下げるとしましょう。
すると、45ドルの50回分は2,250ドル、これを4.50で割ると500回です。
4.50ドルで500回まわしてフリースピンがまだ来ていないという計算になるので、当然すぐに出るわけです。
もちろんスロットの場合は計算通りになるわけではなく、結果は非常にランダム性が高いものなので、こんな仮説をたてても実践的な意味はあまりありません。
ただ、「300回まわして出なかったから、ここで45ドルスピンだ!」と突撃して何度も粉砕されていると、「こんにゃろ、インチキ!」とぶつけどころのない怒りで気が変になりそうになります。
それを避けるためには、こうして納得するくらいしか救いはありません。
どうでしょうか?
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