前回までのあらすじ。
すっかり「888.カジノ」の虜となってしまったカオリちゃんとミノル君。しかし、２人は忘れていた。本来の仕事、そうパチンコを紹介するということを。そして、その報いがついにきて……。
さーて、今日はどのスロットで遊ぶかなぁ。
おい。こちらへ来なさい。
あれまだミノル君は来てないんだ。じゃ、どれにしよっかな。
(先生)おい。君もだ。こちらに来なさい。
(ミノル)(カオリ)……な、なんだろ。
(先生)先生から君たちに重大な報告があります。
(ミノル)(カオリ)んっ？
(先生)今日からこのコーナーは「タカハシ先生の打ち込み天国」と名前が変わるのだ！
(ミノル)へぇ、そうですか。
(カオリ)お話はそれで終わりですか？
(先生)……うん。
(カオリ)じゃあ、遊ぼうっと。
(ミノル)あ、これなんか新台でいいんじゃない？
(ミノル)えっと、「パーティー・ピッグス」。
(カオリ)５リール20ラインのスロットですかぁ。ちょっと回してみなよ。
(ミノル)うん。20ラインにしてはちょこちょこ当たる感じだけど。これ、ポイントはどこなのかな？
(カオリ)バカね。ボーナス図柄がないんだから、スキャッターが熱いに決まってんじゃん。あっ！
(カオリ)ほら、来た!! スキャッター３つ！
(ミノル)で、で？
(カオリ)15回のフリースピンゲットー!!!
(ミノル)よっしゃぁ。おっとしかもフリースピン中に、
(ミノル)スキャッター２つ!!!
(カオリ)やっぱ、スキャッターね。スキャッター激熱!!
(ミノル)と言ってる間にまた来たーっ!!
(ミノル)うーん。一撃でドカンとは来ないけど、着実に勝ちが増えていくパターンだね、これは。
(カオリ)そうみたい。だってじわじわ稼いでいるもん。結果は？
(ミノル)出たー!! 100ドルオーバー!!!
(カオリ)目立った勝ちがないのに、これは大きいわね。
(先生)その通り。
(ミノル)あ、先生。
(先生)このゲームはヒキで一発勝つというタイプのゲームではありません。つまり、
(カオリ)ヒキの弱いミノルでも勝てる？
(先生)その通り!!
(ミノル)おいっ!!
(先生)最近のスロットは一撃ものが多くなってきているからね。こういう地味に遊べるのも面白いと思うよ。
(カオリ)ポイントはスキャッターね。
(ミノル)よーし、俺、もうちょい稼いじゃおう。
スキャッター図柄は２枚出た時点で２倍の払い出しがある。つまり３枚出なくてもおいしい図柄というわけだ。ボーナスゲームがない分、スキャッターの出現率も高い。小さく勝負していきたい時にはぴったりのゲームだぞ。
※「パーティー・ビッグス」のゲーム画面はこちら。
タカハシ先生
元パチプロ。プロ歴８年。現役引退後もお小遣い稼ぎにたまーにパチンコを打つ生活を送っている。毎回、カオリちゃんにコテンパン(死語)にされている。
ミノル君
パチンコ大好きな青年。20歳。台の研究等を一切しない初心者のため、当然ながら負けがこみ、タカハシ先生に泣きついてきた。時折、爆発的なツキを見せ
る。
タカハシ先生にパチンコを教わっている21歳の女子大生。おとなしそうに見えて負けん気がやたらと強い。口癖は「カチン！」。すぐに熱くなれるのが長所。
性格は悪い。
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