2011年F1GP第7戦。舞台はいったんヨーロッパを離れ、カナダへと移ります。
今回もみどころはやはりベッテルを誰が倒すのか、という点でしょう。
モナコではピット作業の遅れがやや目立ちましたが、それを補って余りあるドライビングと運まで味方につけて、ベッテルは5勝目を飾りました。
6戦して5勝。もはや敵なしの状態の彼は、すでに王者の風格さえも見せています。
とはいえ、他のドライバーたちも指を咥えて黙って見ているわけではありません。
トップチームのドライバーたちはみな打倒ベッテルを胸に、次の優勝を虎視眈々と狙っています。
いまのところ非の打ちどころのないベッテルと、可能性を秘めたライバルたち。
カナダGPの結果はどのようになるのか。
いつもの表を使って予想してみましょう。
(各チームある程度車が完成してきたので、今回からは「マシン完成度」を「運」に変更しています)
ドライバー |
ドライビング |
ピット戦略 | 勢い | 運 |
総合計 | オッズ |
ベッテル(レッドブル) | 5 | 4 | 5 | 5 | 19 | 2.25 |
ウェーバー(レッドブル) | 4 | 4 | 3 | 4 | 15 | 7.00 |
アロンソ(フェラーリ) | 5 | 4 | 5 | 4 | 18 | 7.00 |
マッサ(フェラーリ) | 4 | 4 | 2 | 2 | 12 | 51.00 |
ハミルトン(マクラーレン) | 4 | 4 | 4 | 3 | 15 | 3.50 |
バトン(マクラーレン) | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 | 9.00 |
シューマッハ(メルセデス) | 4 | 3 | 3 | 3 | 13 | 67.00 |
ニコ・ロズベルグ(メルセデス) | 4 | 3 | 4 | 3 | 14 | 34.00 |
小林可夢偉(ザウバー) | 4 | 4 | 5 | 4 | 17 | 301.00 |
(オッズはウィリアムヒル6月5日現在のものです)
カナダのモントリオールにある「ジル・ヴィルヌーヴサーキット」は、いかにもアメリカらしい高速サーキットで、マシンによってストレートのスピード差がはっきりと出てしまうのが特徴です。
そのため、スピード重視のドライバーがより有利になります。
優勝候補の筆頭はもちろんベッテルです。
特に彼はここ一番のスピードが半端ではありませんので、ピットミスさえなければ、ほぼ優勝で間違いないでしょう。
一方で、対抗となりそうなのが、ハミルトンとアロンソです。
モナコでは荒すぎる走りをして6位に終わってしまったハミルトンですが、彼は大ポカをやった次のレースではいつも好成績を収めています。また、高速コーナーを得意としているのも大きなポイントだと思います。
着実にマシンに力を付けてきたフェラーリのアロンソは、モナコでベッテルをあと一息というところまで追い詰めました。勢いは十分。優勝も狙えそうです。ただ、フェラーリの車自体がトップスピードがあまり速くなく、アロンソ自身も「勝負はイギリスから」と語っている点が気になります。
その他のドライバーでは、バトン、ウェーバーが挙げられますが、彼らはどちらかというとコーナーを得意としているタイプなので、このサーキットでは苦戦を強いられそうです。
ですので、順当に予想すると。
1位 ベッテル
2位 ハミルトン
3位 アロンソ
になるでしょう。
ただし、今年のこのサーキットには大きな罠があります。
ピレリタイヤの存在です。
耐久性に不安の残るピレリタイヤで走るとなると、ピットの回数は3回か、多いチームで4回以上になる可能性があります。こうなると混戦は必至。より上手い戦略をとったチームが勝ちを手にいれることになるでしょう。
戦略面だけから考えると、抜群に上手いのはマクラーレンのバトンとザウバーの小林可夢偉です。
特に小林は着実にポイントを挙げ、モナコでは5位入賞まで果たしているので、次は表彰台を、と期待したくなります。
抜きづらいサーキットと言われるコースですが、同様のモナコでも今年はオーバーテイクが何度も見られました。今年は抜くことが可能ですから、激戦になるのは間違いありません。
また、ジル・ヴィルヌーヴサーキットは事故が起こりやすいことでも有名です。もしセーフティーカーが入るとなると、これまた予想は大きく変わってきます。
ベッテルが圧倒的な6勝目を勝ち取るのか。それともライバルたちがベッテルから優勝をもぎ取るのか。
まったく予想のつかないカナダGP。結果は6月12日(日)に明らかになります。
いまからレースが楽しみです。
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