F1グランプリ オッズと予想 第6戦「モナコ GP」

スペインGPから一週間と置かず、ついに序盤戦最大の山場モナコGPがやってきます。

完成度の高さ、市街地コースという特徴、周りを囲む美しい風景。F1の聖地とも称されるモナコはまさにF1を代表するコースです。もちろん攻略もとても難しく「モナコの1勝は3勝分の価値がある」とまで言われるほど。マシン、ピット、ドライビング、メカニック、そして運までも、すべてを味方につけた者しか、ここで勝つことはできません。

果たして誰がこのモナコを制すのか。早速、予想を立ててみましょう。

優勝の筆頭はもちろんレッドブルのベッテルです。
ここまでの予想では敢えて彼を外すように考えてきましたが、前戦を観てもう外すのは無理だろう、と感じました。
マシンが速いだけなら他が付け入る隙もあるのですが、今年のベッテルはそれだけではありません。KERSが壊れても抜かれない技術、芸術的とまで言える素早いピット作業、そして油断の一切ないドライビング。唯一、負けたレースも戦略ミスによるもので、その後はほぼ完璧に近い状態を保ち続けています。そこには死角がまるでありません。

一方、スペインで見事なアップデートを見せたマクラーレンも、車としてはレッドブルに追いついてきました。が、トータルではベッテルには及ばない点がまだいくつも見られます。
いま打倒ベッテルに一番近いと言われるハミルトンは、予選でのタイムが出ないのが一番の難点です。モナコはとても抜きづらいコースですので、予選でレッドブルより前に出ないと優勝は難しいでしょう。
また、彼のドライビングがタイヤに厳しいのも気になるところです。
チームメイトのバトンはタイヤには優しい走りをするのですが、いかんせん、爆発力がありません。表彰台は狙えても、優勝はほぼないでしょう。

他にベッテルを脅かす存在は、チームメイトのウェーバーしかいません。しかし、前戦を見る限り、ウェーバーにはアグレッシブさが足りないように感じます。ポールを取ったのにすぐに抜かれてしまったこともそうですし、同じマシンを操りながらマクラーレンに届かなかったという事実もそうです。
いまの彼にはベッテルを追い抜くことは至難の業なのではないでしょうか。

その他の選手については後で触れるとして、では、ここでいつもの表を見てみましょう。

 
ドライバー
 
ドライビング
ピット戦略 勢い  
マシン完成度
総合計 オッズ
ベッテル(レッドブル) 20 1.91
ウェーバー(レッドブル) 17 5.00
アロンソ(フェラーリ) 15 9.00
マッサ(フェラーリ) 12 51.00
ハミルトン(マクラーレン) 17 6.00
バトン(マクラーレン) 16 17.00
シューマッハ(メルセデス) 12 51.00
ニコ・ロズベルグ(メルセデス) 15 26.00
小林可夢偉(ザウバー) 14 301.00

(オッズはウィリアムヒル5月24日現在のものです)

モナコはコーナーが独特で、ここら辺を得意としているのはウェーバーやシューマッハなのですが、二人ともに勢いがありません。ベッテルには到底届かないと思います。
フェラーリもマシンの状態がいまだよくなく、頑張ってもアロンソの表彰台がギリギリでしょう。

ちょっと気になるのはロズベルグです。トップチームと比べて明らかに劣ったマシンに乗りながら、彼はここまですべてのレースで善戦しています。こういう地道な努力はいつか花開くに違いありません。ただ、モナコではまだ早い気がします。

日本から参戦の小林可夢偉も、ここまですべてのレースでポイントを獲得する(初戦は車体の規定違反で失格)という頑張りを見せていますが、やはりマシンの力不足は否めません。入賞は期待できますが、表彰台にはまだ届かないでしょう。

これらすべてを踏まえた上での予想は次の通り。

1位 ベッテル
2位 ハミルトン
3位 アロンソ

優勝は不動でベッテル。勢いに乗ってモナコ初優勝を飾るとみます。
2位はギリギリまで迫るハミルトン。ただ、後半にタイヤが弱りそうな気がしてなりません。
アロンソはモナコで2勝を上げている実力を買って3位と予想してみました。とはいえ、フェラーリは厳しい状態が続いていますので、ここにバトンやウェーバーが入ってくる可能性も大です。彼の頑張りに期待します。

毎年、多くのドラマを生んできたモナコGP。今年も一筋縄ではいかないレース展開が待っていると予想されます。はたしレースの女神は誰に微笑むのか。すべての結果は5月29日(日)に明らかに。
今後のレースを占う上でも重要な一戦。ドラマチックなレースになることは間違いありません。

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