前回は、チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第3節に行われた「インテル」対「トッテナム」戦に注目しました。開幕からどうも波に乗り切れない「インテル」の負けを予想したのですが、やはりホームでの「インテル」は強かった。45分間で怒涛の4ゴールを奪い、前半だけで「トッテナム」をノックアウト。大量リードからくる気の緩みでしょうか、後半7分、45分、91分に「トッテナム」のベイルにハットトリックを許し、結果的には4-3で辛勝となりましたが、試合内容ではやはり現CL王者「インテル」の方が一枚上手のようです。
そして引き続きCLです。今回は11月3日にサン・シーロ(ミランの本拠地)で行われる「ミラン」対「レアル・マドリード」の一戦です。今季、マッシミリアーノ・アッレグリ監督を新指揮官に迎え、ロビーニョとズラタン・イブライモビッチと言う大物2選手を補強した「ミラン」は、ここまで9試合を終えたセリエAで5勝2敗2分の3位に立つ健闘を見せています。昨季まで期待外れのプレーから厳しい批判の的に晒されていたロナウジーニョも、アッレグリ監督が採用するシステムで開幕から好パフォーマンスを披露。11月に行われる「アルゼンチン代表」との国際親善試合に向け、約1年半振りに「ブラジル代表」復帰を果たしました。10月31日のセリエA第9節ではホームで「ユベントス」に1-2と苦杯を飲まされたものの、同じくホームで行われる「レアル・マドリード」戦にはかなりの気合が入っているはずです。
そして対するは「レアル・マドリード」。今季ジョゼ・モウリーニョ監督を新指揮官に迎えた「レアル・マドリード」の好調振りは日本でも詳しく伝わっているかと思います。守備面での大幅な改善が加えられたことで、昨季まで多かった失点が激減。それに加えクリスティアーノ・ロナウドが得点ランキングでトップを行く活躍を見せるなど、昨季に見せた破壊力を見事に維持しています。しかも新加入のメスト・エジルやサミ・ケディラもようやく噛み合い始め、チームに流れるようなテンポの良さが生まれています。これは、昨季の「レアル・マドリード」には殆ど見られなかったことです。スペイン国内では、今の『「レアル・マドリード」なら「バルセロナ」にも引けを取らない』と言われ始めています。
両チームのこの状況を考えれば、アウエーとは言え「レアル・マドリード」が有利なように思えます。しかし、ここで僕はあえて「ミラン」の勝利にベットしたいと思います。ロビーニョやセードルフなど、かつて「レアル・マドリード」でプレーした経験のある選手、そしてロナウジーニョやイブライモビッチなど、かつて「レアル・マドリード」の宿敵「バルセロナ」でプレーした経験のある選手たちの奮闘に期待したいと思います。
ウィリアムヒルの現在のオッズは「ミラン」の勝利が2.80倍。<br>
「レアル・マドリード」の勝利が2.25倍。<br>
同点が3.10倍となっています。<br>
・・・ということで、スペイン在住のサッカー通、H氏からの試合予想でした。