少し遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年も引き続き欧州サッカーを”独自の視点”(?)から鋭く予想していきたいと思います。
2011年の予想を始める前に、前回の結果から振り返ってみたいと思います。ターゲットは昨年12月18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第16節、「エスパニョール」対「バルセロナ」のカタルーニャ・ダービーでした。当時、ホームで無敗を続けていた「エスパニョール」の健闘を期待し、無理とは思いつつ引き分けにベットしましたが、やはり「バルセロナ」は強かった。結果は5-1で「バルセロナ」の圧勝。結局、通算成績を4勝14敗とし、散々な結果で2010年の幕を閉じることとなってしまいました。
そういえば先日、2010年FIFAバロンドール(年間最優秀選手賞)の発表があり、周囲の予想に反し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2009年に続き2度目の栄冠に輝く結果となりました。最終選考にシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシと、バルセロナの3選手がノミネートされた今回のFIFAバロンドールですが、その中でも最後まで有力視されていたのがシャビ・エルナンデスでした。確かに、メッシのプレーは魅力的で、世界屈指のレベルを備えている選手であることに疑いの余地はありません。しかし、2010年のFIFAバロンドールが、「その年に最も活躍した選手に贈られる賞」であると定義したならば、メッシの受賞にはいささか納得できない感があります。
と言うのも、仮に2010年の活躍を、各国リーグおよびカップ戦、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ(南アフリカ)の4大会を基準にして判断した場合、メッシが結果を残したのは唯一国内リーグのみである一方、シャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタの2人はスペイン代表として出場したワールドカップで優勝を果たしたことで一歩リードしていることになるからです。しかも、この最終候補3選手以上に結果を残しているのが2010年に3冠(セリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ)を達成し、ワールドカップでも母国オランダを決勝へ導く活躍を見せたインテルのウィスレイ・スナイデルです。個人的には、スナイデルこそメッシに代わって最終候補に残るべ
き選手だったと思っていた位でした。実は、昨年末に同賞の受賞者予想をやろうと考えていましたが、今はやらなくて良かったとホッとしています。
さて、閑話休題にして今回の予想を始めたいと思います。ターゲットは2月からスタートするチャンピオンズリーグの優勝チーム予想です。昨年12月にグループリーグが終了し、決勝トーナメントに進出した16チームが出揃いました。決勝トーナメント1回戦のカードはそれぞれ、「ミラン」対「トッテナム」、「バレンシア」対「シャルケ04」、「アーセナル」対「バルセロナ」、「ローマ」対「シャフタル・ドネツク」、「リヨン」対「レアル・マドリード」、「コペンハーゲン」対「チェルシー」、「インテル」対「バイエルン・ミュンヘン」、「マルセイユ」対「マンチェスター・ユナイテッド」となっています。その中でも
注目のカードは、「ミラン」対「トッテナム」、「アーセナル」対「バルセロナ」、「リヨン」対「レアル・マドリード」、そして「インテル」対「バイエルン・ミュンヘン」の4つとなるでしょう。
ウィリアムヒルズの現在のオッズでは、「バルセロナ」が3.00倍でトップ、その後には「レアル・マドリー」が5.00倍、「チェルシー」が5.50倍、「マンチェスター・ユナイテッド」が8.00倍と続きます。
確かに「バルセロナ」がタイトルに一番近い存在であることは間違いないと思いますが、僕としては「レアル・マドリー」、「チェルシー」、「マンチェスター・ユナイテッド」よりも、「アーセナル」と「トッテナム」の2チームに注目しています。「アーセナル」にとっては、「バルセロナ」との決勝トーナメント1回戦が最大の山場となるでしょうが、若いチームだけに上手く力を発揮できれば勝機も十分にあると思っています。また、グループリーグで「インテル」に快勝した「トッテナム」も、個人的には「チェルシー」や「マンチェスター・ユナイテッド」よりも勢いがあるように感じています。
ウィリアムヒルの現在のオッズは「アーセナル」の優勝が21.00倍で、「トッテナム」の優勝が19.00倍となっています
・・・ということで、スペイン在住のサッカー通、H氏からの試合予想でした。