いよいよ今週末に迫ったF1マレーシアGP。雨のマレーシアと呼ばれるほど、レインレース(もしくは途中のスコール)が多いことで名高いこのGPは、毎年、展開が大きく荒れることでも有名です。そのため、マシンの具合を鑑みても、なかなか予想が立てづらいのが実情です。
とはいえ、まったく予想を立てられないか、というとそうでもありません。
まず、ヒントとして、前戦から見えてきた注目すべき大きな点を挙げてみましょう。
1.レッドブルのベッテルが圧倒的な速さを見せた。
2.前評判の悪かったマクラーレンが好走。
3.逆に前評判の良かったフェラーリ、メルセデスが苦戦。
そして、これと合わせるために、今回は先にいつもの表を紹介します。
(今回も何人かのドライバーをピックアップ、
点数ではなく◎○×の3点評価で、総合はなくしました)
ドライバー |
チーム |
ピット | 勢い | 腕 |
戦略 | オッズ |
ベッテル | レッドブル | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | 2.25 |
ウェーバー | レッドブル | ◎ | × | × | ○ | 7.00 |
アロンソ | フェラーリ | ○ | ○ | ◎ | × | 6.50 |
マッサ | フェラーリ | ○ | × | ○ | ○ | 26.00 |
ハミルトン | マクラーレン | ○ | ◎ | ◎ | ○ | 11.00 |
バトン | マクラーレン | ○ | × | ○ | ○ | 11.00 |
シューマッハ | メルセデス | × | × | ◎ | ○ | 34.00 |
小林可夢偉 | ザウバー | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 101.00 |
ペトロフ | ルノー | ○ | ◎ | ○ | ○ | 41.00 |
(オッズはウィリアムヒル4月5日現在のものです)
ここから見えてくることはただひとつ。
ベッテル優勝の可能性が圧倒的に高い、ということです。
(昨年、ベッテルはこのコースで優勝しています。この点でもやはり有利です)
しかし、本当に優勝はベッテルなのでしょうか。
もう少しレースを深読みしてみましょう。
じつは、ここ数年のレースの結果を見ると、
1、2戦目で連勝したドライバーがほとんどいないことがわかります。
(2005年にバトンが連勝。その他は全盛期のシューマッハまで連勝なし)
この理由は簡単で、各チームとも序盤戦では車のセッティングが定まらないからです。
序盤戦では、すべてのチーム、ドライバーが手探り状態でレースをしています。
当然、その中で優勝するのは、そのセッティングがコースと合ったドライバーになります。
ここで疑問に戻ります。
「はたしてベッテルは優勝できるのか」
私の答えは「NO」です。
今回のGPからレッドブルはKERSを搭載してきます。
これによりマシンバランスが大きく変わってくるのは間違いありません。
一方で、マクラーレン、フェラーリといったトップチームは前戦でもKERSを使用しています。
つまり、この点だけとってみれば、これらのチームにはレッドブルに比べて少しだけですが「分がある」わけです。
加えて、雨のマレーシアでは車の「総合力」と「安定性」が問われます。
速さだけならば現時点ではベッテルが一番です。
しかし、安定性では、前戦で故障を抱えながらも見事なマシンバランスで2位フィニッシュしたマクラーレンのハミルトンのほうが勝るでしょう。
というわけで、私の予想は。
優勝:ハミルトン
2位:バトン
マレーシアGPではチームメイト同士が1、2フィニッシュを飾ることが非常に多く、かつバトンが雨に強くこのコースでの優勝経験もあるので、こう考えてみました。
ここで面白い話をひとつ。
じつはチャンピオンシップを取ったドライバーの中で、ただ一人だけマレーシアで優勝していないドライバーがいます。
誰あろう、それがハミルトンなのです。
さあ、結果はどうなるのか。
最後にシューマッハの気になる発言を紹介して終わりたいと思います。
「メルセデスGPは次の日曜、みんなを驚かせることができるはずだよ」
決勝は4月10日(日)です。
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