前回のターゲットは、11月29日に行われた「バルセロナ」対「レアル・マドリード」のエル・クラシコでした。正直、拮抗した好ゲームを予想していたので
すが、何と5-0で「バルセロナ」の圧勝。試合を実際に見た人なら感じだと思いますが、やはり「バルセロナ」は強かった。いくら「レアル・マドリード」が
名将モウリーニョ監督に率いられていると言っても、やはり数ヶ月足らずで「バルセロナ」を上回るチームを作り上げるのは不可能な話だったということが証明
された結果になってしまいました。それにしても、「レアル・マドリード」相手に「バルセロナ」のあの優雅なパスワークは圧巻の一言でした。
でも、ひょっとしたら今回の大敗は「バルセロナ」相手に真っ向勝負を挑んだモウリーニョ監督の采配ミスが生んだ結果だったのかもしれません。インテル指揮官だった当時にバルセロナを倒した時のように、守備を固め、カウンターに活路を開く戦術を取っていれば、結果は変わっていたのではないかと思ったりもします。最終ラインを押し上げ、中盤でのボール支配率で「バルセロナ」を打ち負かすのは、いくら「レアル・マドリード」でもそれこそ至難の業です。何れにして
も、シーズン後半戦に「レアル・マドリード」のホームで行われるエル・クラシコ第2戦でのリベンジに期待したいところです。
さて、これまでメインで予想してきたチャンピオンズリーグですが、少し前にグループリーグの試合がすべて終了したため来年まで試合がありません。と言うことで今回は、リーガ・エスパニョーラで年内最後となる第16節の「エスパニョール」対「バルセロナ」のカタルーニャ・ダービーにスポットを当ててみたいと思います。「エスパニョール」は、昨シーズンに中村俊輔が所属していたクラブで、今年はここまで好調を維持し4位と大健闘を見せています。さらに、注目したいのは、今シーズンの「エスパニョール」がホームで7戦全勝と圧倒的な強さを誇っている点です。これに匹敵する記録を残しているのは「レアル・マドリード」だけで、あの「バルセロナ」ですらホームですでに1敗を喫しています。
とは言え、「エスパニョール」が「バルセロナ」に勝利するのは確率的にもかなり低いと思うので、今回は引き分けにベットしたいと思います。
現在勝ち点40で首位に立つ「バルセロナ」と、勝ち点38で2位に付ける「レアル・マドリード」との差はわずかに2ポイント。もし僕の予想通り「バルセロナ」が「エスパニョール」と引き分け、その一方で「レアル・マドリード」が「セビージャ」に勝利を収めれば、両チームが勝ち点41で並び、白熱したシーズン後半戦を期待できます。
ウィリアムヒルの現在のオッズは「エスパニョール」の勝利が10.00倍。<br>
「バルセロナ」の勝利が1.28倍。<br>
同点が5.25倍となっています。<br>
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・・・ということで、スペイン在住のサッカー通、H氏からの試合予想でした。<br>