サッカー好きによる試合予想、第151回。
欧州サッカーは、最終盤の消化試合前であるいまが最大のヤマ場。
どのチームも負けられない戦いが続きます。
上位勢はひとつでも上に食い込もうと。
下位のチームはなんとか降格だけは避けようと。
中位もわずかなスキで一気に沈みますから油断できません。
また、チャンピオンズリーグなどに出場できるチームがほぼ決定するため、
来シーズンの試合数もおおむねこのあたりで決定してきます。
とくに下位や中の下といった順位のチームは死に物狂いで勝ちにきます。
ここからは現在の順位に注目してみると面白いかと思います。
それでは、前回の結果をみていきましょう。
4/2 スペイン リーガ・エスパニョーラ 第31節「バルセロナ vs レアル・マドリード」
予想は「バルセロナ 2-0 レアル・マドリード」!
結果は「バルセロナ 1-2 レアル・マドリード」!
多くの方が予想を外したことでしょう。
まさかこんな結果になるとは思いもしませんでした。
バルセロナはボールを保持するいつもの展開。
レアルはカウンター狙いの厳しいディフェンス。
噛みあったのでしょう、なかなかチャンスが訪れません。
ときおり鋭いシュートが放たれますが、枠の外で合ったりGKの好セーブに阻まれたり。
前半はスコアレスで終わることとなりました。
迎えた後半。開始早々からバルセロナが攻勢をかけ、均衡を破ります。
56分、コーナーキックをラキティッチが蹴り上げると、長身DFピケが頭でたたき、1-0とします。
この時点で多くの方々が、「決まった」と考えたのではないでしょうか。
しかし、先制を許したレアルの反撃はすばらしいものでした。
およそ5分後の62分。中央に切り込んだマルセロがクロースにボールを渡すと、低空のクロスが上がります。
DFに当たり方向が変わりますが、これをうまく待って、ベンゼマがオーバーヘッド。
試合を振り出しに戻します。
これで分からなくなった今クラシコ。そして、だれもが想像しなかった「まさか」が起こります。
85分、ベイルのクロスをクリスティアーノ・ロナウドが胸で落とし、これをゴールに突き刺します。
つい2分前、セルヒオ・ラモスが2枚目のイエローカードで退場し、バルセロナが数的優位に立った直後のことでした。
このゴールでバルセロナホームであるカンプ・ノウは沈黙。
試合はこのまま終了し、レアル・マドリードがリベンジを果たす結果となりました。
しかし、力を使い果たしたのかレアルは直後のチャンピオンズリーグで敗戦。
一方のバルセロナは逆転での勝利。
リーグ戦もチャンピオンズリーグも、ますます混迷といった状況になってきました。
今回の予想ひさしぶりのチャンピオンズリーグ。
4/25 セリエA 第35節「ローマ vs ナポリ」
私の予想は「ローマ 1-1 ナポリ」です!
ウイリアムヒル現在のオッズは
ローマ勝利 2.40倍
ドロー 3.50倍
ナポリ勝利 2.80倍
M88.com現在のオッズは
ローマ勝利 2.63倍
ドロー 3.10倍
ナポリ勝利 2.75倍
正直なところ、とても悩んでいます。
順位はナポリが2位、ローマが3位と同等ですが、勝ち点は10近い差があります。
普段であれば、アウェーとはいえナポリ優勢と考えます。
ところがです。
直近の5試合のうち2試合をアウェーで戦ったナポリ。このどちらも負けているんですね。
1試合は強豪インテルですのでしょうがないと思います。
ですが、もう1試合は降格争いを少し抜けているウディネーゼ。こちらは看過できません。
また、年末の同カードではホームで引き分けとあって、決して相性のいい相手ではないようです。
ローマはといいますと、1月のユヴェントス戦以降は負けがありません。
直近5試合では引き分けが多くなっていますが、しっかりと点を獲るあたり調子は悪くなさそうです。
4位インテルと差をつけるために負けられない戦いでもありますので、モチベーションは高いでしょう。
さてさてさて。
今回はローマのホーム戦。
となると試合を支配するのは、やはりローマでしょう。
しかし、上位5チームのなかでは失点の多いローマ。
この失点数はそのまま成績に響いており、引き分け数11とこれまた上位5チームで最多。
4月に入ってからも下位ボローニャを相手にホームで引き分けるなど、取りこぼしが多いのも特徴なんです。
負けが増えている2位ナポリと、負けることはなくとも取りこぼす3位ローマ。
うまくかみ合ってしまい、引き分けとなるのではないでしょうか。
それでは、本日はこのあたりで。
外れても怒らないでね!
(オッズは2016年4月21日13時現在のものです)