サッカー好きによる試合予想、第155回。
アメリカ大陸の覇者が決定しました。
勝ったのはチリ。
まるで前回大会の再現ですね。
メッシ率いるアルゼンチンをPK戦下し、チリが初優勝を遂げた前回大会に続く連覇となりました。
お互いに退場者を出す荒れた前半。
守備に力を入れ、最後の一線を越えさせない後半。
体力の尽きた延長戦。
個人的ではありますが、とてもおもしろい試合だったと思います。
そしてまもなく、ヨーロッパでも頂上決戦となります。
4年毎に訪れる、ある意味ではワールドカップよりも難しいこの大会を制するのはどの国となるのか。
残り2週間、視線を外すわけにはまいりません。
さて、それでは前回の結果を見ていきます。
6/23 コパ・アメリカ準決勝「コロンビア vs チリ」
予想は「コロンビア 0-1 チリ」!
結果は「コロンビア 0-2 チリ」!
やはり勢いに乗るチリが、若きエースが率いるコロンビアを打ち砕く結果となりました。
実力伯仲の戦いは、前半早々に明暗が分かれました。
先制は前半なんと7分。
右サイドを突破したチリのフエンサリダ。
スピードに乗ったままファーサイドへのクロスを上げると、これをDFがクリアミス。
ゴール前にボールを供給してしまう結果となり、これにアランギスが詰めてチリが先制します。
勢いを増すチリは直後の12分、今度は左サイドを突破したアレクシス・サンチェスがシュート。
ポストに嫌われますが、これにフエンサリダが詰め、2点目。
たった12分で試合を決めてしまいました。
前半がこのまま終了すると、雷雨により試合は2時間以上も中断。
この中断で試合がどう変わるのかとハラハラしました。
さて、はじまった後半。
なんとしても追いつきたいコロンビアが攻め込みますが、どうにもうまくいきません。
58分にはコロンビアのカルロス・サンチェスが退場処分となり、試合は一進一退といった状態に。
こうなると、2つの失点はとても重く、結局打開はかなわず。
前回大会の王者チリが決勝へ進み、そして前回大会の再現となったわけです。
期間の短い大会では、前評判以上にこういった勢いに注目することも大事なようですね。
とはいっても、前半早々の2得点は完全に想像以上。
おどろきでした。
さて、続いては本題。
7/1 EURO2016準々決勝「ポーランド vs ポルトガル」
私の予想は「ポーランド 0-1 ポルトガル」です!
ウイリアムヒル現在のオッズは
ポーランド勝利 3.75倍
ドロー 2.80倍
ポルトガル勝利 2.30倍
(オッズは2016年6月27日9時時点のものです)
やはりポルトガルの前評判は高いですね。
ですが今大会に限っては信じられない状態です。
2016年6月2日時点のFIFAランキングでは、ポーランドの27位に対しポルトガルは8位と上位に位置します。
しかしグループリーグ3引き分け。大苦戦の末の決勝トーナメント初戦は、1-0でD組1位のクロアチアをなんとか撃破。
最初のシュートまで25分近くがかかる、枠内シュート90分間0本、稀に見る退屈なゲームでした。
かたやグループリーグでドイツと引き分け、得失点差の2位通過、ポーランド。
トーナメント初戦は終了間際に漫画のようなバイシクルシュートで追いつき、
前評判は決して高くなかったのですが大健闘しています。
FIFAランキング下位が相手とはいえ、調子が悪いポルトガルは舐めてかかれません。
ベストに近いメンバーでポーランドを迎え撃つ、といった形をとるのではと思います。
クリスチアーノ・ロナウドが爆発すれば、どうあってもポルトガルが勝利するでしょう。
抑え込まれても、クアレスマ、ナニといった頼りになる攻撃陣がいます。
悪いなりにまとめてくるのではないかと考え、この結果を予想します。
さて、話は少しずれますが、決勝トーナメントはおもしろい組み合わせとなっています。
トーナメントというものは左半分と右半分に分かれますが、この右半分に強豪が固まっているんですね。
ドイツ、イタリア、スペイン、イングランドと開催国のフランスが早い段階から潰し合います。
一方で今回の試合を含む左半分は、どちらかというと強豪でない国がそろいました。
強豪らしい強豪はポルトガルとベルギーくらいで、右半分に比べると注意する試合がはっきりしています。
しかしその強豪のポルトガルが調子を落としており、勝ち抜くチームを予想するのはとても難しくあります。
もちろん、ヨーロッパのNo.1を決める大会ですので右も左も激戦は必至です。
しかし、潰し合いで疲れた強豪を意外な国が破り、そのまま優勝をかっさらっていきそうな気もしてきます。
今年はおもしろくなりそうですね。
それでは、本日はこのあたりで。
はずれても怒らないでね!