サッカー好きによる試合予想、第168回。
さて、今シーズンもやってきました。
ヨーロッパ最大のライバル対決である、エル・クラシコ。
毎シーズンのように優勝争いをする両者の直接対決。
数あるナショナル・ダービーのなかでも、世界が最も注目する激戦。
これを外すことは、できません!
さて、それでは前回の結果を。
11/27 イタリア セリエA「ジェノア vs ユヴェントス」
予想は「ジェノア 0-2 ユヴェントス」!
結果は「ジェノア 3-1 ユヴェントス」!
イタリアの今シーズン最大のサプライズになるかもしれません。
ホームとはいえ、12位が首位から3点を奪っての大金星。
この結果を予想できた方が、世界に何人いるんでしょうか。
そう考えてしまうほどに、予想外の試合でした。
試合は衝撃からはじまります。
前半3分。
長年サッカーをご覧になっておられる方なら知っているでしょう。
あの名選手、ディエゴ・シメオネの息子、ジョバンニ・シメオネがこぼれ球を押し込み先制。
往年の名選手、その息子の活躍とあって、サッカー好きにはたまらないゴールです。
さて、ジョバンニ・シメオネは7分後に再度ブッフォンを攻略します。
右サイド、やや浅い位置からのクロスに飛び込むと、頭で鮮やかにゴール。
続く前半29分には、オウンゴールで3点目。
ジェノアは、前半早々にユヴェントスを攻略してしまいます。
試合を通して65%もの支配を行い、ジェノアの倍以上のパスを80%以上の確率で成功させたユヴェントス。
しかしこの日はジェノアの日でした。
5連覇中の王者ユヴェントスは攻勢を強めますが、後半82分のピャニッチのゴールにとどまり、試合はこのまま終了。
けが人が増え始めているとはいえ、まさかこのような結果が待っているとは。
もっとも驚いたのは、ジェノアの選手たちかもしれませんね。
では本題にまいりましょう。
12/4 スペイン リーガ・エスパニョーラ「バルセロナ vs レアル・マドリード」
私の予想は「バルセロナ 0-1 レアル・マドリード」です!
ウイリアムヒル現在のオッズは
バルセロナ勝利 1.70倍
ドロー 4.20倍
レアル・マドリード勝利 4.33倍
(オッズは2016年11月28日9時時点のものです)
今シーズン、最初のエル・クラシコです。
現在リーグ2連覇中も、2位。
また、リーグ戦2試合続けて引き分け中のバルセロナ。
なんだかピリッとしません。
この10年で最悪のスタートとの報道があるように、いまひとつ波に乗れない印象が強い今シーズン。
シーズンのほとんどを独走状態だった昨シーズンに比べると、得点での不安はないのですが、接戦を取りきれない印象を受けます。
とくにリーグ戦のここ2試合はひどいものです。
ホームで10位マラガに引き分け、次のソシエダには得意のポゼッションサッカーすら封じられての引き分け。
イニエスタの離脱という大きな穴は、バルセロナをどんどん削り取っています。
それでも個の力で点を獲ってしまうあたりはさすがと言わざるを得ませんが、今のままですと3連覇は難しいでしょう。
一方、敵地に乗り込むレアル・マドリード。
2シーズン続けてバルセロナに泣かされておりますが、今シーズンは一味違います。
現在負けなしのリーグ1位。
総得点1位、総失点はアトレティコと並んで2位。
3つの引き分けのうち2つはアウェーでのものと、怖いくらい順調なシーズンとなっています。
今シーズンはこのままレアルが持っていく。
シーズン前半でそう感じさせるくらいに、今のレアル・マドリードは強いです。
レアルに不安がないかといえばそんなことはありません。
単純に今回の戦いがバルセロナのホームであること。
やはりどうあってもホーム側が有利であることは覆りません。
近年はアウェー側の勝利も目立ちますが、基本的にはエル・クラシコでもほぼホームチームが勝利しています。
不安その2は、ガレス・ベイル選手の怪我による欠場です。
この選手は今シーズン11試合に先発出場し、5得点を挙げているチームの主力。
およそ3ヵ月、戦線を離脱するのではと考えられています。
成績でも調子でも勝っているレアルですが、主力の離脱は大きな痛手。
難しい戦いになることは間違いありません。
とはいえ、それらを考慮してもなお勝利への道筋が見えないくらいに、現在のバルセロナの状態はよくありません。
調子のいいレアル・マドリードが勝利するのではないでしょうか。