サッカー好きによる試合予想、第180回。
欧州No.1を決める戦い。
UEFAチャンピオンズリーグ、その決勝がはじまります
決勝戦の開催地、ウェールズのミレニアム・スタジアムに乗り込むのは、
イタリア セリエA王者 ユヴェントス
スペイン リーガ・エスパニョーラ王者 レアル・マドリード
どちらも国内リーグを制覇した、上記2チームとなります。
王者同士の戦いとあれば盛り上がることは間違いありません。
激戦に期待しつつ、でも冷静に、勝者を考えていきましょう。
それでは前回の結果を。
5/28 コパ・デル・レイ 決勝戦「バルセロナ vs アラベス」
予想は「バルセロナ 2-0 アラベス」!
結果は「バルセロナ 3-1 アラベス」!
バルセロナの3連覇がかかったコパ・デル・レイ決勝戦。
やはり大方の予想通りとなりました。
バルセロナのルイス・エンリケ監督にっとっても最後となった試合。
スアレスが出場停止とあってMSN揃い踏みとはなりませんでした。
試合は開始早々から肉弾戦。
長々ボールを支配するバルセロナに、アラベスは体で対応します。
どちらかというと線の細い印象の主力選手たちはこれに手を焼き、また笛で止まることが少なかったためか流れはアラベスに。
ここで1点を決めて起きたいアラベスですが、王者は押されつつも結果を残します。
30分、ネイマールとのパス交換でうまれた隙間を見逃さず、メッシが先制点を挙げます。
余裕さえうかがえる、ふわりとしながらも正確なシュートでした。
しかし、アラベスは33分にフリーキックを得ると、これをテオ・エルナンデスが直接決めて同点。
体を張って得た流れを相手に渡すまいという気迫のこもるフリーキックに、サポーターは歓喜。
ジャイアントキリングの期待を抱かせます。
さて、このまま前半は終わるかと思われた45分。
王者は突然動き出しました。
真正面をドリブルで抜けていくメッシと対応に追われるアラベス守備陣。
メッシは右から上がってきたアンドレにボールを渡し、これをそのまま中央へと供給。
合わせたのはネイマールでした。
前半終了間際の追加点に、アラベスは明らかな気落ちが見られます。
そして続くアディショナルタイム。
またしてもメッシが、今度は左サイドから敵陣を突破。
スルーパスを流すと、受けたアルカセルが3点目を奪い去り、わずか数分で試合を決めてしまいます。
後半に入るとバルセロナはボール支配をより高め、時間を使いはじめます。
ときおりアラベスがボールを奪い、攻撃を仕掛けます。
が、残念なことに実ることはなく、時間だけが過ぎていきます。
ゴール前を固めるだけでなく、ボール保持によって相手に攻撃をさせない、盤石すぎるほどに盤石な試合運び。
試合はこのまま終了し、バルセロナはコパ3連覇を達成。
相手の戦術を受け流し、自分たちのゲームに引き込む強さは「さすが」。
こんな底知れない強さのチームがリーグ2位なのが、信じられません。
さて、欧州の一年を締めくくる試合。
6/4 UEFAチャンピオンズリーグ 決勝戦「ユヴェントス vs レアル・マドリード」
私の予想は「ユヴェントス 2-1 レアル・マドリード」です!
ウイリアムヒル現在のオッズは
ユヴェントス勝利 2.90倍
ドロー 3.10倍
レアル・マドリード勝利 2.62倍
(オッズは2017年5月29日9時時点のものです)
勝ち上がったのはイタリアのユヴェントス。
そしてスペインのレアルマドリード。
それぞれのリーグ王者が争う決勝戦となりました。
まさにチャンピオンズリーグですね。
さて。
もうみなさんご存じでしょうけれども、念のため今季の成績をご紹介します。
セリエAを6連覇。
コッパ・イタリアを3連覇。
3年連続の国内2冠。
もはや国内敵なしのユヴェントス。
これまでも何度か触れましたが、チームの特徴は高い守備力。
1年を通してのリーグ総失点は27点。
2位ローマが38点ですので、これは驚異的な数字です。
チャンピオンズリーグでも準々決勝で、あのバルセロナを2試合完封。
今大会、「最硬の盾」といって差し支えないでしょう。
チャンピオンズリーグ前回大会王者にして、今シーズンはリーグ王者。
公式戦40戦無敗を記録し、公式戦連続ゴールを更新中。
圧倒的な攻撃力が魅力の、レアル・マドリード。
リーグではバルセロナの116点に次ぐ106点を記録。
チャンピオンズリーグ準々決勝ではバイエルン・ミュンヘンを合計6-3で破るなど、攻撃力は申し分なし。
リーグでは総得点1位ではありませんでしたが、カウンターの攻撃力は「最攻の矛」と考えられるでしょう。
そんな
両チームの戦い。
ユヴェントスの勝利を予想します。
理由は単純。
ユヴェントスがバルセロナを完封しているからです。
攻撃力では、少なくともスペイントップのバルセロナとレアル・マドリード。
最後の最後でレアル・マドリードが優勝をかっさらいましたが、数字の上ではほぼ五分。
しかし、バルセロナはレアル・マドリードよりも、10得点多く5得点少ない成績を挙げています。
数字のうえではバルセロナに軍配が、長いスパンでの戦い方でレアル・マドリードに軍配が。
それぞれ上がったということなんでしょうね。
さて。
ユヴェントスはこのバルセロナをつい先日、無失点に抑えました。
加えてホームではありましたが、なんと3点を奪いました。
そしてチャンピオンズリーグなど大きな大会の決勝戦では、どちらも守備主体となり、大量得点試合になりにくいという「慣例」があります。
となると、守備面で勝るユヴェントスが抑えきる可能性の方が、高いのではないかと思います。
それでは今日はこのあたりで。
外れても怒らないでね!