サッカー好きによる試合予想、第192回。
欧州各国のリーグ戦が終わり、今シーズンもついにこの日を迎えます。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦です。
世界中のトッププロが集まった大会の、頂上決戦です。
この戦いの直後に控えるワールドカップ。
ある意味ではこの国の威信をかけた戦いよりも、価値のある決勝戦です。
相対するのは、スペインのレアル・マドリードとイングランドのリヴァプール。
決勝戦での顔合わせはなんと37年ぶりとのこと。
前回はリヴァプールが制したようですが、今回、レアルは3連覇がかかっています。
ビッグイヤーを手にするのはどちらなのか。
みなさん、じっくり考えてみましょう。
さて、それでは前回の予想結果を見てみましょう。
4/26 UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝「バイエルン・ミュンヘン vs レアル・マドリード」
予想は「バイエルン・ミュンヘン 2-1 レアル・マドリード」！
結果は「バイエルン・ミュンヘン 1-2 レアル・マドリード」！
事実上の決勝戦とも語られた今試合。
準々決勝からは想像できない、正反対の結果となってしまいました。
試合は早々から攻め合うと思いきや、意外なことにどちらも守備主体。
このカードこそが決勝戦であるとの自信なのかもしれません。
強豪同士の激しい潰し合いのなか、バイエルンにアクシデントが起こります。
なんとエースのロッベンが前半8分に負傷退場。
バイエルンは動くことを迫られます。
大きな動きは少ないまま前半のおよそ半分が経過したころ、バイエルンがチャンスをつかみます。
ハメス・ロドリゲスのスルーパスを受けたキミッヒがペナルティーエリアに侵入。
そのまま右足で先制点を挙げました。
このゴール、そしてホームである点から大勢は決したかと思われました。
しかし続く30分、ロッベンに続きボアテングが負傷退場。
先制点を挙げ、勢いを得た直後とあって、やや消沈。
ここからはリベリ頼みとなってしまいます。
さてこの思いがけないチャンスを活かしたいレアル・マドリード。
明らかに偏りが出始めたバイエルンの攻撃を耐え、攻め上がります。
44分、カルバハルのクロスをマルセロが左足で蹴りこみ、同点弾となります。
後半がはじまると、ゲームはまたしても動きます。
56分、ルーカス・バスケスとのパス交換でアセンシオがゴールに接近。
そのまま逆転弾を挙げ、たった10分でバイエルンを地獄へと突き落とします。
ホームで手痛い2失点を喫したバイエルン。
その後は攻撃に優れるレアル・マドリードを引きこもらせるほどの猛攻をかけます。
しかし、攻撃の要を負傷で失い、最後はリベリに頼むしかない状態。
ゴールを破るには至りません。
そして試合はなんとこのまま終了。
その後の第2戦。
バイエルンは2ゴールを挙げますが、同時に2ゴールを奪われ、敗退が決定。
レアル・マドリードが3連覇をかけた決勝に臨むこととなりました。
それでは今回の本題です。
5/26 UEFAチャンピオンズリーグ 決勝「レアル・マドリード vs リヴァプール」
私の予想は「レアル・マドリード 3-2 リヴァプール」です！
ウイリアムヒル現在のオッズは
レアル・マドリード勝利 2.25倍
ドロー 3.75倍
リヴァプール勝利 3.20倍
（オッズは2018年5月21日9時時点のものです）
各国のリーグが終わり、その覇者が出そろいました。
そしてまもなく、ウクライナはキエフにてUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が行われます。
まずはスペインより、同大会2連覇の王者レアル・マドリード。
リーグではライバルのバルセロナ、同じ本拠地のアトレティコ・マドリードに次ぐ3位。
守備面で崩れることがあり、多くの失点を重ねました。
このチーム状況はチャンピオンズリーグでも同様です。
バイエルンやユヴェントスといった強豪相手の戦いでは、「あわや」のシーンも多数。
世界屈指のこのチームですら、厳しい戦いを強いられているとよくわかりました。
一方で得点力は国内のリーグ、チャンピオンズリーグともにトップレベル。
素早いカウンターから、セットプレーから。
あらゆるパターンが一撃必殺であり、またサッカーのおもしろさ、美しさを凝縮しています。
フィニッシャーへと進化したクリスチアーノ・ロナウドを中心に、3連覇を狙います。
続いて、対するイングランドのリヴァプール。
こちらも国内のリーグ戦は4位と、少し残念な結果。
敗戦数は少ないものの引き分け数が突出しており、「もったいない」順位に終わりました。
しかし、チャンピオンズリーグでは自慢の攻撃陣が躍動。
予選、グループステージ、決勝トーナメント、合わせてなんと46得点を挙げ、1シーズンのチャンピオンズリーグ最多得点記録を更新しました。
その攻撃陣のなかで、いままさに注目を集める選手がリヴァプールにはいます。
エジプトのモハメド・サラー。
プレミアリーグではリーグ得点記録を更新、年間MVPを獲得。
チャンピオンズリーグでも大活躍をみせ、今シーズンもっとも輝いている選手といえるでしょう。
勝てばバロンドールもおそらく決定。モハメド・サラーに注目です。
とかく攻撃に秀でるレアル・マドリード。
絶好調FW擁するリヴァプール。
撃ちあいになってくれるとおもしろいのですが、決勝でそれは難しいでしょうか。
点を取られても取替えし、かつ逆転する、爆発力をどちらもが持ちます。
この試合のキーポイントは選手層にあると思います。
リヴァプールのとくに優れた点は、その攻撃と、攻撃のための守備です。
高い位置からプレスを仕掛け、ボールを奪うと同時に攻撃陣が速攻をしかけます。
きれいにハマると世界中のどのチームを当てても手が付けられない。
これが今シーズンのリヴァプールです。
一方で、このスタイル以外を持ち合わせないのが、弱点として明確になっています。
かたやレアル・マドリード。強みは「誰を使っても」申し分のない攻撃力です。
このチームの魅力は、もちろん強さにもありますが、なにより勝利を優先することにあります。
勝つためには守り一辺倒だろうと、その苦行を選手は厭いません。
相手に合わせて戦術を変えることもしばしば。
そしてジダン監督は、大一番である種奇策とも取れる作戦を使うことがあります。
さて。
根拠というには弱いかもしれませんね。
ここまで来たチームを相手に何を言っているんだ、と思われる方もおられるかもしれません。
勝利のためにはスタイルを捨てることも厭わないレアル・マドリードが撃ちあいを制し、3連覇を達成すると考えます。
それでは今日はこのあたりで。
外れても怒らないでね！
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